「今日は挿れちゃダメ。太ももで抜いてあげるから、それで満足してね?」
そう言われた時、正直ゾクッとした。
彼女――美優は、見た目こそ清楚だけど、セックスになると急にドSな本性を出してくる。
俺がちょっとでも強引に求めると、すぐにこうして“罰”を与えてくる。
それが、嬉しくてたまらない。
「パンツ、脱いで。ベッドに仰向け」
指示されるままに脱いで、硬くなったモノを晒す。
恥ずかしいはずなのに、彼女の目線を浴びると、それだけでさらにビンビンになる。
「……勃ちすぎ。キモい」
そう言いながら、美優はスカートをたくし上げて、むちっとした太ももを露わにする。
下着は白。ほんの少し、湿っていた。
「じゃあ、ここで抜いてあげるね」
太ももの内側に俺の先端を挟み込み、脚をぴったりと閉じる。
ぬるっとした肌の温度と、柔らかい弾力が一気に包み込んできた。
「んっ……やば……っ」
「動かさないで。私がやる」
そのまま、美優がゆっくりと腰を上下に揺らすように、脚を動かしてくる。
皮膚と皮膚の摩擦、汗の湿り気、太ももに食い込む感覚――
挿れてないのに、挿れてるより気持ちいい。
「こすれてるの、気持ちいい? でも、中には入ってないよ?」
「う、んっ……やば……気持ち……」
「我慢して。……射精、許可するまで絶対ダメ」
太ももで何度も上下に擦られて、我慢汁が溢れ出す。
その液が彼女の肌に広がって、さらにぬるぬるになっていく。
「見て、この汚い液。……すっごい匂い」
美優が指で我慢汁をすくって、俺の鼻先に持ってくる。
「嗅いで。自分がどれだけ興奮してるか、よく分かるでしょ?」
「くっ……はぁ……っ」
太ももが再び挟み込んでくる。
ぐちゅっ、ぐっ……ぬちっ……
少しずつスピードを上げて、俺の限界を見極めるような責め方。
「そろそろ限界? じゃあ……出していいよ。太ももにいっぱいかけて」
「っ……でるっ……いくっ!!」
びゅくっ、びゅるっ……っ
白濁した精液が、美優の太ももに何度も飛び散る。
きれいな脚が、精液まみれになって、ぬるぬると垂れていく。
「……ふふ、汚っ。こんなに……いっぱい」
指でぬめった精液をすくって、自分の太ももに塗り広げる彼女。
その顔が、とんでもなくいやらしく見えた。
「もう……挿れなくても、十分気持ちいい顔してたよ」
「でも……やっぱ、中にも……」
「ダメ。今日はこのまま寝る。挿れたいなら、明日まで我慢して」
そう言って、精液の残る太ももを見せびらかすように歩いていく。
俺はその夜、もう一度、勝手に思い出して抜いた。
彼女の脚の感触を、何度も反芻しながら。