最初は、ほんの出来心だった。
夜、仕事帰り。
職場近くのコンビニで、いつものようにガムとお茶を買ったあと、なんとなくトイレに寄った。
きっかけなんて、そんなもんだった。
でも、個室の中でスカートをめくって下着を下ろした瞬間、ふと自分の指が股間に伸びた。
「……あ」
指先が少し濡れていた。
触れてみると、熱くなっていた。
「……最近、してなかったな」
それだけ。
ちょっとだけ……のつもりだった。
でも、指がクリに触れた瞬間、ゾクッと背筋に電流が走った。
(うそ……トイレで……こんなに……)
個室の狭さ、薄暗さ、向こうの壁に貼られた注意書き――
全部が、逆に興奮を煽った。
静かなはずなのに、ちょっと動かすたびに「ぬちっ…ぬちゅ…」っていう指の音が響いてくる。
やばい。
でも……やめられない。
声を殺しながら、膝を閉じて、指を擦って……
じゅわっと膣から溢れた愛液が太ももに伝って、私はそのままイってしまった。
それから、私は“クセ”になった。
会社帰りの時間、近くのコンビニを決めて、誰も並んでないトイレに入り、鍵を閉める。
最初に便座に腰を下ろした時点で、もう身体が条件反射で疼き始めるようになってた。
バッグには、ティッシュと、音を立てにくいローション。
クリームタイプのやつを、下着の中でそっと広げて、指を這わせていく。
(はぁっ……っ、やっぱダメ……やばい、気持ちいい……)
声が漏れそうになると、口元を手で覆って、脚を強く閉じる。
誰かが外で咳払いすると、一瞬で全身が硬直する。
その“バレそうでバレない”スリルが、もうたまらなかった。
気づけば、私は2日に1回、必ずコンビニのトイレでオナニーしてた。
自宅より早い。
ベッドより気持ちいい。
誰にも言えない、私だけの“開放”。
でも、その日。
私はトイレの中で、少し長くなりすぎた。
「……お客様、大丈夫ですか?」
店員の声。
やばい。
太ももに愛液が伝ってる。指がまだクリに触れてる。
「はっ……はい、大丈夫です……すみません」
あわてて拭いて、パンティを上げて、髪を整えて、鍵を開けた。
そこには、20代くらいのバイトの男の子が立っていた。
目が、俺の顔から、脚のあたりに、一瞬落ちた。
……見られた?
私はそのまま、逃げるように店を出た。
でも、その翌日も――私はまた、同じコンビニに寄ってしまった。
トイレに入る。
ドアを閉める。
鍵をかける。
それだけで、もう膣が反応する。
昨日の緊張が残ってるのに、なのに指は止められなかった。
(……やばい、また……きちゃう……っ)
そしてまた、イってしまった。
コンビニのトイレで、息を殺して、太ももを濡らしながら。
私はもう、自分の欲に負けてる。
知らない人に気づかれるかもしれない。
でも、だからこそ――やめられない。
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