大学のゼミに、篠崎という女がいる。
髪はボブカットで、眼鏡、無口だけど芯が強い感じ。いつも他人と距離を置いてる印象だった。
ある日、帰り道に珍しく声をかけられた。
「ねえ……ちょっと、うち来る?」
理由を聞いても明かさず、誘いに流されるように部屋まで行った。
一人暮らしの1K、物は少ないけどどこか生活感が薄くて不思議な空間だった。
「これ、見て」
篠崎はそう言って、ノートPCを立ち上げた。画面には、動画のサムネイルが並んでいた。
「……これって……」
「全部、私。自慰してる動画」
「は……?」
「自分で撮ってるの。趣味。誰にも見せてないけど……今日だけは、特別」
再生された動画には、見慣れた眼鏡を外した篠崎が、ベッドの上でTシャツ姿のまま、パンティの中に指を入れて喘いでいた。
「……なんで、俺に……」
「たぶん、私……あんたの前だと、全部見せても平気かもって思ったの」
淡々とした言葉なのに、体から発される雰囲気が熱を帯びてる。
俺が固まってると、彼女はそっと手を伸ばして、俺のベルトを外してきた。
「今日……あんたの見たい。撮ったやつじゃなくて、本物」
ズボンをずらすと、もう勃っている俺のモノを見て、小さく笑った。
「やっぱ、我慢してたんだ。……かわいい」
そのまま彼女は自分のスカートをまくり、膝の上に跨ってくる。下着は既に湿っていた。
「挿れなくていいよ。最初は、擦り合わせだけで」
そう言って、互いの性器をパンティ越しに擦りつけてくる。
「はぁっ……こすれてるだけなのに、こんな……っ」
「このまま……ぬるぬるで、ぐちゃぐちゃの音、聞かせて……」
ぬちゅっ、ぐちゅっ、湿った音が部屋に響き、カメラに撮られている気分になる。
「ねぇ……中、入れてみる?今日は、生でいいよ……」
パンティをずらして、俺のモノを自分の中に誘導しながら――
「撮ってなくても、覚えてるから」
そう言って、彼女は自分から沈み込んできた。
「んっ……あっ、あぁ……あんたの、硬い……全部、奥に……っ」
締めつけがすごくて、すぐにイきそうになった。
「出して……中に。動画より、本物のほうがいいって……思い出させて……っ」
「うっ……やば、くそ……!」
どくっ、どくっ……と中に熱を流し込んだ瞬間、彼女は俺の耳元でこう囁いた。
「次は……カメラ、回してもいい?」