寝たふりしてるの、バレてた。でも、それが嬉しくて……濡れてた

実家の居間で、一人で毛布にくるまって寝ていた。
いや、正確には──寝たふりをしていた。

だって、来るってわかってたから。
あの人は、夜遅くなると、必ず様子を見に来る。
静かに足音を忍ばせて、気配だけを残す。

そして──
わたしの脚の間に、指を這わせる。

「……まだ、寝てるのか?」

低く、囁くような声。
でもそれに返事をすると、きっと全部壊れてしまう気がして──
わたしは、寝息を続けた。

毛布の中に手が入ってくる。
太ももに触れて、そっとなぞる。
息を止めた。

その指が、ショーツの上からそっと押し当てられたとき、
もう、濡れていたのが自分でもわかった。

パンツ越しに指が動いて、くちゅ、と小さな音がした。

「……濡れてる。ほんとに、寝てるのか?」

指がショーツの中に入ってきた瞬間、
腰が、ピクリと跳ねた。
でも──目は閉じたまま。

「……気づいてんだろ?」

その声に返せなくて、
でも、膣は奥でぎゅっと締まってしまった。

指が一度だけ、膣に触れた。

「……もう、中、熱いよ」
「本当に……寝てるなら、こんなに濡れないよな?」

言葉は、脳を突き刺してくるのに、
わたしの声帯は黙ったまま。
けれど、身体だけが、何度も答えていた。

指がゆっくりと膣内に挿入される。
「……んっ」
小さく、声が漏れてしまいそうになる。

喉の奥を締めた。
でも、音が消せない。
膣がきゅうきゅうに締まって、
指に絡みつく。

「……これ、もう我慢してる顔だよな」
「気づいてる。わかってて、寝たふりしてる……」

腰を指で突かれるたび、
身体が、勝手に前へ出ようとする。
脚が震えて、
膣の奥が、熱くて、くすぐったくて……おかしくなる。

「いくよ。声、出すなよ?」

その瞬間、指が深く突き上げられて──

「っ……あ……んっ……!」

声にならない喘ぎが、喉から漏れた。

何度も、何度も指が奥を擦って、
愛液がとろとろにあふれてきて、
もうシーツが濡れているのがわかった。

「気持ちいいんだろ? 俺の指で……寝たふりのまま、イってみろ」

言葉に煽られて、
背筋が反って、膣がきゅうっと締まって、
声を殺したまま──絶頂した。

口を開けられなかった。
涙が滲んでた。
でも、幸せだった。

わたしが“寝たふり”をしてることも、
彼が“気づいてて”やってることも、
全部、分かり合ってたから。

そのまま、毛布をかけなおされて、
耳元で、ひとこと。

「……おやすみ」

わたしは、答えなかった。
でも、膣の奥で、
ずっと彼を感じてた──そのまま、眠った。