「……彼氏と、喧嘩したんだって?」
突然、LINEが来た。
高校の時の先輩。たまに飲みに誘ってくる、ちょっと危ない匂いの人。
その日は、なんとなく断れなかった。
彼氏とLINEが既読無視になって3日目。
ちょっと、寂しかったのもある。
駅の近くの小さなバー。
軽く飲んで、話して。
帰り際、歩道橋の下で、「ちょっと寄ってかない?」って言われて、
そのまま、ラブホに入った。
「なにもしないよ」って言葉を、信じてたわけじゃない。
むしろ、“なにか”してほしかったのかもしれない。
部屋に入って、ソファに並んで座って。
缶チューハイを飲みながら、音楽をかけて。
気づいたら、キスされてた。
止めなかった。
「寂しかったんだろ?」
その一言で、
あたしの中で、何かが壊れた。
押し倒されて、服を脱がされて。
ブラをずらされて、舌で舐められて。
ショーツの上から、クリを撫でられて──
息が、止まる。
「やば、濡れてるじゃん」
そう言われて、顔が熱くなった。
でも、脚が閉じられなかった。
そのまま、ショーツをずらされて、
指が入ってきた。
「んっ……や、まって……」って言葉が、空気に溶けた。
「いいから、感じろって……」
彼氏のより太い指で、奥を何度も擦られて、
喘ぎ声が漏れそうになるたび、
枕を噛んで抑えた。
そのとき、ふと思った。
──「これ、彼に見られてたら、どう思うかな」って。
最低。
そう思った。
でも、ゾクッとした。
心臓が跳ねた。
股が、もっと濡れた。
パンツを完全に脱がされて、
生のまま、挿れられた。
「っあ、やっ、だ、め……っ」
痛くなかった。
むしろ、
「こんなに濡れてんの、彼氏にも見せてねえだろ」って言われて、
……イキそうになった。
腰を打ちつけられて、
乳首を舐められて、
奥まで突かれて、
何度も突かれて、
「っ、奥……っ、そこ……だめ……っ」
頭が真っ白になって、
手がベッドを掴んで、
背中が反って──
「中、出すぞ?」
その瞬間、
「出して……いい……」って言ってた。
自分の声が、知らない声に聞こえた。
どく、どくって、
奥に注がれた時、
泣いた。
恥ずかしさと、快感と、
どうしようもない罪悪感と、
それでもイッてしまった自分が、
……全部、混ざって。
「彼に、見られてたら──」
そう思ったときが、
たぶん、一番イってた。
終わってから、スマホを見た。
彼から、「ごめん、会って話そう」ってLINEが来てた。
既読、つけられなかった。
──最低なあたしは、
“中に出されたまま”泣きながら、イってた。