マンションの管理人さん――
子供の頃から挨拶くらいはしていたけど、大人になって初めて、その人を“女”として意識するとは思わなかった。
大学に入って一人暮らしを始めた夏、
母が「何かあったらすぐ管理人さんに頼るのよ」としつこく言ってきたのを思い出す。
管理人さんは30代後半、色白で、いつも綺麗にしている印象だった。
ご主人は単身赴任中で、たまにエントランスで立ち話する程度の距離感。
別に興味もなかった。
その日、部活帰りで全身汗だくのまま部屋に戻り、シャワーを浴びていた。
バスタオルだけ巻いて出ると、廊下で管理人さんと鉢合わせした。
「ごめんね、洗濯機の排水の音が気になって。見ていい?」
「あ、大丈夫です……」
汗の匂いを気にしていたはずが、管理人さんはじっと僕を見ていた。
「すごい汗……良かったら、うちでシャワー貸してあげようか?」
あまりにも自然な誘いで、断る理由がなかった。
管理人さんの部屋に初めて入った。
エアコンの涼しさ、石鹸と柔軟剤の混じった香り。
「遠慮しないで、全部脱いでシャワー浴びてきていいわよ」
言われるまま、バスルームに入った。
服を脱ぐと、鏡に映る自分の体は部活で鍛えた分だけ無駄に硬くなっていた。
しばらくして、
カラカラとドアが開いた。
管理人さんが、何も着ていなかった。
タオル一枚すら持たず、全裸で入ってきた。
「たまには一緒に浴びてみたかったの」
そう言って、無防備に笑った。
驚きで息が止まった。
全身の血が一気に下半身に集まる。
自分でも分かるくらい、ペニスが真上に跳ねた。
管理人さんは黙って近づき、
僕のペニスを指先で包み込むように握った。
「もう大人なのね……」
その手つきがあまりにも優しくて、
一瞬で射精してしまいそうだった。
でも管理人さんは、僕の反応を確かめるように、
手のひらと指の腹で根元からゆっくりと擦り上げる。
「気持ちいい?」
声にならない。
腰が勝手に動いてしまう。
「いっぱい溜めてるの、分かるよ」
そう言いながら、
膝をついて顔を近づけ、
ペニスの先を舌でなぞった。
びくん、と身体が跳ねる。
そのまま一気に口の奥まで飲み込まれる。
舌が裏筋を押し上げ、
唾液でぬるぬるになった管理人さんの口の中で、
もう我慢できなかった。
「イく……イきます……!」
口の中に、熱い精液を吐き出してしまった。
管理人さんは全部飲み干し、唇をぬぐいながら微笑んだ。
「上手だったよ。初めて?」
「……はい」
「じゃあ、これからもっと教えてあげる」
そう言って、僕の背中を流し始めた。
スポンジにボディソープをつけて、
首から背中、腰、尻、足の指まで丁寧に洗われる。
勃起したままのペニスと玉袋も、
石鹸の泡で包み込まれて撫で回される。
管理人さんの指が、玉の裏から肛門の周りまで撫でてきて、
恥ずかしいはずなのに、
「もっと……」と喉奥で声が漏れていた。
風呂上がり、タオルで体を拭かれると、
そのまま管理人さんの寝室に連れていかれた。
「大きくなってる……男らしくて素敵」
そう言いながら、ベッドの上で両足を広げて座る。
指で割れ目をなぞって、
「触ってみて?」
僕は恐る恐る手を伸ばし、
膣の入口に指を入れた。
指がずぶりと沈み、熱とぬめりが指先を包む。
「そこ……クリトリスっていうの」
小さな粒を優しく撫でると、
管理人さんの呼吸が一気に荒くなった。
「もっと、そこ、強くして……」
指の動きを早くすると、管理人さんの膣から愛液があふれ出す。
夢中で舐めた。
太ももで頭を挟まれ、「あ、あっ、そこ、やば……」と声が震える。
管理人さんが絶頂した時、
股間からとろとろの愛液が流れて、顔中がぬるぬるになった。
「上手よ……本当に初めて?」
そう言って管理人さんはベッドに仰向けになり、
「次は、あなたが私の中に入れて」
ペニスを持って自分の割れ目に当て、
「ゆっくり、押して……」
膣の奥に、じわじわと包まれていく。
生あたたかくて、柔らかくて、全身がとろけそうだった。
「気持ちいい……もっと奥、突いて」
僕は言われるままに、
下から腰を打ちつけた。
ぬるぬるとした音、
汗と愛液が混ざる匂い、
ベッドが軋む音。
管理人さんの胸が上下して、乳首が張り詰めている。
「吸って、いいよ」
大きな胸にしゃぶりつくと、
管理人さんが背中をそらして「あ、あっ」と喘ぐ。
しばらくピストンしていると、
下腹部に熱が集まる。
「もう、出る……!」
「いいよ、そのまま中で……思いっきり出して」
「うっ……!」
膣の奥に精液を吐き出すと、
管理人さんが僕をきつく抱きしめて、
自分の膣をきゅうっと締め付けてきた。
しばらくそのまま、
呼吸を整えながら抱き合っていた。
それから、
毎日――
管理人さんの部屋で全裸のまま抱き合った。
朝でも昼でも、気がつけばキスをして、
舌を絡めて、乳首を噛み、
指で膣を掻き回し、
管理人さんが先に絶頂したら、そのままベッドの上で僕が後ろから突いた。
風呂場、キッチン、ソファ、廊下。
どこでも、何度でも求め合った。
一度、管理人さんが生理でセックスできない日があった。
その時は、管理人さんが僕のペニスを足で挟んで、
「こうやって動かすの、好きなの」
太ももと足の裏でしごかれて射精した精液を、管理人さんは指ですくって味見するように舐めた。
「あなたの味、好き」
そう言われるたび、身体の奥が震えた。
最初はただ欲望のままに重なっていたけど、
だんだんと、心も管理人さんに溺れていった。
夜、電気を消して真っ暗な中で抱き合いながら、
管理人さんがポツリと呟いた。
「これが最後かもしれないわね。
旦那が帰ってきたら、もうあなたに会えないから――」
その夜は朝まで何度もセックスした。
管理人さんは何度も絶頂して、
僕は4回も中で出した。
最後は精液が出なくなるまで、
抱き合って、舌を絡めて、乳首を吸い続けた。
そして二週間後――
管理人さんのご主人が戻り、僕との関係は終わった。
でも、それからしばらくして、
成人して社会人になった僕が久しぶりに帰省した時、
偶然管理人さんと再会した。
お互い大人になっていた。
「もう一度だけ、会いたかった」
管理人さんはそう言って、
ラブホテルに誘った。
ホテルのベッドで、
管理人さんは僕のペニスをしゃぶり、
久しぶりのセックスは昔よりもっと激しく、濃厚だった。
二人とも限界まで何度もイき、
ベッドシーツは汗と愛液と精液でぐちゃぐちゃになった。
あの二週間が、
僕の人生で一番“女”を知った時間だった。
普通の生活の中で、
忘れられない快楽と背徳、
管理人さんの匂いと、
あの膣のぬくもりだけが、
今も脳裏から離れない。