「最初で最後にするつもりはない」──彼女はそう言った。
けど、その夜の彼女は、明らかに“最初”に震えていた。
出会ったのは、出会い系のアプリ。
「処女、捨てたいです」って、プロフィールにそう書いてあった。
顔写真もない、体型は「細身」。
自己紹介には一言、「あんまり女っぽくないですけど、大丈夫なら」
最初は、冗談か釣りかと思った。
でも、やり取りを重ねるうちに、彼女の“本気”が透けて見えてきた。
無駄な愛想はなく、敬語も使わない。
でも返事は早いし、嘘をついてる感じがなかった。
“自分を盛らない”って、逆に珍しかった。
「一度会ってから決めたいです。ホテルとかじゃなくて、喫茶店とかで」
──そこも好感だった。
待ち合わせの駅で会った彼女は、マジで少年みたいだった。
黒のキャップに、だぼっとしたTシャツ、ジーンズ、スニーカー。
背は150センチくらい、髪はショートで、腕には何もつけてない。
でも、目だけが異様に澄んでいた。
「……あんたが、◯◯? よかった、想像より普通だった」って言って、微かに笑った。
喫茶店で1時間。普通の話だけをした。
音楽の話、職場の話、他の男とは会ってないこと。
「でも、会えてちょっと安心した」って言ってくれた。
それから、彼女の方から「じゃあ行くか」と言った。
ホテル街までは、5分くらい歩いた。
その間、彼女は一言も喋らなかった。
部屋に入って、靴を脱いだ瞬間、彼女が口を開いた。
「……最後まで、いくつもりで来たよ」
「うん」
「でも、変なことしたら殴るから」
「わかった」
「ゴム、ある?」
「ある」
ひとつひとつ、確認するみたいに。
それでも、手が震えていた。タオルを取る手、スカートを触る指。
「……脱がせて」
俺が近づいて、そっと肩に手を置いた瞬間──彼女の身体がピクッと跳ねた。
「やっぱ、怖ぇな……はは、やっぱ初めてはクソ緊張するな」
俺は何も言わず、彼女のキャップを外して、頭を撫でた。
汗で少し湿った髪、耳元がほんのり赤くなっていた。
Tシャツをめくっていくと、下にはスポーツブラ。
その下から、小ぶりな胸が現れた。
「見るな、アホ……」と唇が動いたけど、抵抗はしなかった。
俺はゆっくりと乳首を舐め、優しく揉んだ。
彼女は息を飲んで、小さく肩を震わせた。
「う、そ……やば……なんで、こんな……」
声が震えていた。
身体が、俺の指に反応しているのが分かった。
ジーンズを下ろすと、彼女は恥ずかしそうに目を背けた。
下着のクロッチは、もう少し湿っていた。
「濡れてる……」と呟くと、彼女は「バカ、言うな」と言いながら膝を閉じようとした。
けど俺は、その膝をそっと開いた。
指を下着の中に入れると、膣の入口がぬるっと濡れていた。
「処女って、本当に……」
「言うなって……ッ」
ゆっくり、一本目の指を入れた。
彼女はぎゅっと目を閉じて、息を詰めた。
「痛い……かも……」
「無理しないで」
「……いや、入れて。ちゃんと、最後まで」
ゴムを着けて、彼女の脚の間に身体を重ねた。
ぬるぬるに濡れた膣口に、そっと押し当てる。
「……マジで、怖ぇ……でも、いけ」
腰をゆっくり押し込むと、最初の硬さがあった。
中がぎゅうっと締まる感触。
彼女が「ッ……!」と小さく喉を詰まらせた。
「まだ入ってないよ」
「……わかってる、でも……くそ……変な感じ……」
膣が、初めての異物に震えてる。
少しずつ奥まで押し込んでいく。
彼女は何も言わずに、ただ両手でシーツを握ってた。
「全部、入った」
「……そっか」
「痛い?」
「……痛いけど、いける。動いて」
腰を少しだけ前後させると、膣の中がゆっくりほぐれてきた。
最初はピリピリしてたのが、次第にぬるぬると絡みついてくる。
彼女の吐息が、少しずつ甘くなっていった。
「あっ……く、くそ……やば……」
そのまま何度も、浅く、深く、丁寧に動かしていく。
奥に届くたび、彼女は小さく体を仰け反らせた。
「……ちゃんと、最後まで、してくれたな」
「うん」
「……最初が、お前でよかったかどうかは、あとで決める」
「それでいいよ」
「でも……たぶん、よかった」
ベッドの上で、彼女は最後までキャップをかぶらなかった。
その夜、彼女は何度か笑った。照れ隠しの、少しだけ柔らかい笑顔だった。