結婚して8年目、30代半ばの専業主婦である私は、平凡な毎日に退屈を感じていた。
朝は夫を送り出し、子どもを保育園に連れて行き、帰宅後は掃除、洗濯、買い物と、日々のルーティンをこなす。
特に不満はないが、ふとした瞬間に心にぽっかりと穴が空いたような虚しさを感じる。
そんなある日、親戚から大量のナスが届いた。
鮮やかな黒紫色に輝くナスたちを見つめていると、私の心の奥底に眠っていた好奇心がそっと目を覚ました。
「これ、もし……」
その日の昼下がり、いつも通りの家事を終えた私は、一人でシャワーを浴びていた。
湯気の中、夫も子供もいない静寂の中、私は突然、悪戯心に駆られた。
バスルームを出た私は、脱衣所に置かれた買い物袋から、ツヤツヤと光るナスを一つ手に取った。
その感触は、どこか懐かしくもあり、新鮮でもあった。
指先に感じる冷たい硬さが、私の鼓動を高鳴らせた。
寝室に戻り、カーテンを閉め切ると、ベッドに横たわり、足を広げた。
そして、ゆっくりとナスを秘部へと滑り込ませた。
冷たく硬いナスが、私の熱い内側を押し広げていく。
その感覚は、普段使っているバイブとは全く違うものだった。
振動もなく、音もない。ただ、その存在感だけが私を支配していた。
ナスの先端が子宮口に触れた瞬間、私は思わず息を呑んだ。
その冷たさと硬さが、私の中に眠っていた何かを目覚めさせた。
私はナスをゆっくりと出し入れしながら、その感覚に身を委ねた。
次第に、ナスの表面に私の愛液が絡みつき、その滑らかな動きが快感を増幅させていった。
私は目を閉じ、妄想に浸った。ナスの硬さ、冷たさ、そしてその野性的な存在感が、私を狂わせていく。
いつしか、私は夢中になってナスを操っていた。
そして、絶頂を迎えた。
ナスを引き抜いた瞬間、大量の愛液が溢れ出し、シーツを濡らした。その光景を見て、私は奇妙な満足感に包まれた。
その日の夜、私は何食わぬ顔で、そのナスを刻んで味噌炒めにして、家族に出した。
もちろん、別のものに取り替えていたけれど、あの時の感触がふいに頭に浮かんで、背筋がゾクッとした。
それ以来、私はナスを見るたびに、ひっそりと微笑むようになった。
誰にも言えない秘密。でも、あの時確かに私は、自分の中に眠っていた禁断の扉を開けたのだ。
そして、その扉は今も、静かに開かれ続けている。