直接渡したあの日から、私はずっと落ち着かなかった。
ロッカーに下着を入れて、ほんの5分後。
「すぐそばにいます」とメッセージが来て、
“どの人? どこに?”って、駅の人混みの中で無意識にキョロキョロしてた。
見られてるかも、って思っただけで、内腿がじっとり濡れてるのがわかった。
その夜、2回もイッてしまったのは……きっと、緊張のせいだけじゃない。
数日後、彼から新しい提案が来た。
「次回、もしよかったら直接渡してもらえませんか?
その場で香りを確かめたいんです。危ないことはしません。会って、数分だけ」
“数分だけ”。
その言葉が逆に、想像を暴走させた。
待ち合わせは駅近くのビジネスホテルのラウンジ。
彼はスーツを着た、清潔そうな男性だった。
年齢は40代くらい。私より10歳以上上。でも、雰囲気は落ち着いていて、意外と普通だった。
「はじめまして」
そう言って軽く会釈した彼に、封筒を差し出すと、
彼はそれを受け取りながら、静かにこう言った。
「……このまま帰るのは、正直、我慢できそうにありません。
失礼ですが、5分だけ、上の部屋に来ていただけませんか。
触れたりはしません。匂いを嗅ぐだけ。それを、見せてほしいんです」
頭では「断るべき」と思ったのに、体は動いていた。
部屋に入ると、彼は封筒を開けて、パンティをそっと取り出した。
クロッチの部分に鼻を近づけ、目を閉じて、長く息を吸い込む。
「……今までで、一番です」
その言葉に、膣がきゅっと締まった。
「本当に、触れても……?」
囁かれた声に、私は無言で頷いていた。
彼の指が、私の太ももに触れた瞬間、鳥肌が立った。
ワンピースをめくり上げて、ショーツ越しにクリを押さえられたとき、
声が漏れてしまった。
「この中、さっきと同じ匂いがするのかと思うと……たまらないです」
そのままショーツをずらされ、
舌でゆっくり舐められたとき、私はベッドの縁につかまりながら絶頂した。
彼はパンティを顔に押し当てながら、
私の奥にゆっくり指を入れてきた。
そして静かに、
「……中でも、香りがする」と囁いた。
その夜、私は何度も絶頂して、
彼の手の中で、身体を揺らし続けた。
帰り際、彼は笑って言った。
「あなたの香りは、僕にとっての媚薬です」
それから私は、“香りを売る女”として、
下着だけじゃない、“自分そのもの”を彼に渡すようになった。