メンズエステで指名した子が、元カノだった話

最近、仕事のストレスが抜けなくて、知人のすすめで初めてメンズエステに行った。

正直、風俗には抵抗あったけど、エステって聞いたら多少ハードルが下がったし、
“密着オイルマッサージ”って文言に釣られて、フラッと予約してしまった。

当日、受付で「ご指名はありますか?」と聞かれて、
なんとなく写真を見て“雰囲気が柔らかそうな子”を選んだ。
顔はマスクでよく見えなかったし、照明も薄暗くて、会話も少なかった。

ただ――着替えて、ベッドにうつ伏せになって。
彼女が背中にまたがって体重をかけてきた瞬間、
“あれ?”って思った。

匂いだった。
うっすら香る、懐かしい甘い匂い。
鼻にかすかに引っかかる、あの柔軟剤の残り香。

まさか、と思って顔を上げようとした瞬間、
彼女が小声で、こう言った。

「……私のこと、気づいてないふりしてくれる?」

……間違いない、元カノだった

大学時代、1年だけ付き合ってた。
エロい子だった。
でも卒業してから自然消滅みたいになって、それっきり。

まさか、こんな形で再会するなんて。

「ここでは“アオイ”って名前でやってるの」
「今日は……特別に、ちゃんと最後までしてあげる」

言葉の意味がわからなかった。

でも、次の瞬間。
オイルで濡れた指先が、太ももの内側を這って、
そのまま紙パンツの中に入り込んできた。

「ねぇ、あの頃のこと……覚えてる?」

彼女の指がゆっくりと俺のものを包み込んだとき、
体がびくっと跳ねた。

「ここ、好きだったよね。舐めたら、すぐ硬くなってたもん」

吐息まじりの声で囁かれて、
全身が熱くなるのを感じた。

背中に押し当てられた胸も、あの頃と同じ。
大きくて、柔らかくて、でも少し張ってて――
マッサージどころじゃなくなった。

「抜くだけじゃ足りないよね……?
 もうちょっと奥まで、マッサージしようか」

彼女の下半身が俺の上に乗って、
腰をゆっくり前後に擦りつけてくる。

「入ってないから、セーフだよね?」

そんなわけあるか、と思いつつ、
理性はもう働いていなかった。

最後は、紙パンツの中に出してしまった。
彼女はそれをオイルごとティッシュで拭きながら、
「……今度は、お客さんじゃなくて、また連絡してね」って笑った。

レシートを見ると、追加オプションは付いてなかった。