「彼、今日遅くなるって」
そう言って、私の隣に座ったのは――彼の友達だった。
サークル仲間で、うちにも何度か遊びに来ている顔なじみ。
でも今日は彼が不在で、私とふたりきり。
もともと軽いノリの人だったけど、その夜は少しだけ雰囲気が違っていた。
リビングで映画を見ながら缶チューハイを飲んでいたら、
ふいに彼の手が私の肩に触れた。
「……彼氏、最近冷たくね?」
図星だった。
最近、LINEの返事もそっけないし、セックスも淡泊。
寂しさが蓄積してたタイミングで、
こうして誰かに触れられると――体が勝手に反応してしまう。
「触らない方がいいよ」って、かろうじて口に出したけど、
「じゃあ、嫌なら止めて?」って言われて――何も言えなかった。
手はそのまま、私の太ももに滑ってきて、
ミニスカートの中にそっと入り込んでくる。
「……えっ、下、穿いてないの?」
穿いてた。
でも、ショーツがずれてたのは、自分でも気づいてた。
それだけ、濡れてたってこと。
ソファに押し倒され、服をめくられて、
胸を吸われながら、ショーツを足元まで引きずられる。
「彼氏には、こんな声出さねぇだろ?」
そんなこと、ない――はずだったのに、
彼の指が奥を掻き回すたびに、腰が勝手に動いてしまう。
「やだ……やめなきゃ……」
口では言いながら、彼のモノを受け入れた瞬間、
内側がじゅわっと広がって、快感で頭が真っ白になった。
突き上げられるたび、体がベッドに沈み込む。
彼氏のことなんて、一瞬で消えていた。
「……中に、出していい?」
「……うん」
答えたのは私だった。
自分でも、信じられなかった。
その日以来、私は彼の友達と、
月に一度だけ、“彼がいない夜”に会っている。
罪悪感はある。
でも、それ以上に、快感が忘れられない。
あの日のことを思い出すたび、
私は自分の指で、また同じところを濡らしている。