無表情なあの子が、ぬちゅぬちゅ喘ぎ出すまで…耳元で濡れる音、全部拾った

 あの子は、感情の読めない顔をしていた。  誰かと会っても、喋っても、ほとんど表情が変わらない。 なのに――手を繋いだ時、指先が震えていたのを、俺は見逃さなかった。 「今日は……触ってもいい?」  黙ってうなずく。 それ … 続きを読む