壊して、って言ったのは私だった
「……ほんとに、いいの?」 彼の声が震えていたのを、私は覚えてる。でも私の指先は、彼の手をそっと引いて──自分の下腹部へと導いていた。 「壊して……もう、戻れないくらい……」 そう言ったのは、私だった。はじめてを奪われた … 続きを読む
「……ほんとに、いいの?」 彼の声が震えていたのを、私は覚えてる。でも私の指先は、彼の手をそっと引いて──自分の下腹部へと導いていた。 「壊して……もう、戻れないくらい……」 そう言ったのは、私だった。はじめてを奪われた … 続きを読む
あなたが挿れてくるたびに、わたしの膣の奥が、あの“最初の夜”を思い出す。 部屋の明かりは消して、ベッドに敷いたシーツの上、わたしは少しだけ震えてた。 「大丈夫?」あなたがそう聞いた瞬間、わたしの膣が、ぎゅっと緊張してた。 … 続きを読む
夫の隣に寝ていても、眠れなくなったのは、たぶん……1年くらい前からだった。 会話はある。生活の中の連絡や、スケジュールや、あれ買っといて、あれ捨てといて──でも、名前を呼ばれなくなった。 セックスは、最後いつだったか思い … 続きを読む
3年。夫に抱かれなくなってから、もうそんなに経っていた。 最初は、「疲れてるから」とか、「その気じゃない」って言い訳に、私も合わせていた。でも、1年目を過ぎたころから、少しずつ、鏡の中の自分が“女”じゃなくなっていく気が … 続きを読む