風俗の「私」と、変わらない「日常」

私は、最初からこの世界にいたわけじゃない。「セックスで、お金をもらう」――それはずっと他人事だった。でも、自分の身体で、“知らない男の人”と交わるたび、だんだん、現実の輪郭が変わっていった。 今日のお客さんは、三十代後半 … 続きを読む

ねぇ、まんこだけでよかったら、使っていいから──

──「ねぇ、まんこだけでよかったら、使っていいから」 ホテルのベッドに座って、スマホを握ったまま、私、そう言ってた。 相手はTwitterでDMしてきた人。名前も顔もよく知らない。でも、会ってすぐに言われた。「本当にいい … 続きを読む

あのティッシュ、たぶん“パパ”のだった──でも、あたしはそれで……

22歳の春、家を出た。 大学3年になって、ようやく一人暮らしが始まった頃だった。 最初の夜、荷解きしてた時に、何の気なしに持ってきてた“実家の部屋のゴミ箱”をひっくり返した。 ティッシュが、1枚だけ残ってた。中が、乾いた … 続きを読む

ねぇ、私、可愛い…? 誰にも見せられないオナニー、鏡の前で。

「ねぇ……私、まだ可愛いのかな……?」 誰に聞いてるのかもわからない言葉を、ぽつんと呟いた。暗い部屋。ぼんやりと灯る間接照明。私の姿を真正面から映すのは、背の高い全身鏡。白いキャミソールを着たまま、ノーブラの胸がその下で … 続きを読む

卒業妊娠計画 −子宮に刻まれた証明−

卒業妊娠計画 −子宮に刻まれた証明−

私は、普通の大学三年生──の、はずだった。 今日、学務課から届いた通知を開けるまでは。 『本年度より、卒業条件に「妊娠実績の提出」が追加されました。詳細は学生ポータルをご確認ください。』 一瞬、悪質なデマかと思った。でも … 続きを読む