壊して、って言ったのは私だった

「……ほんとに、いいの?」 彼の声が震えていたのを、私は覚えてる。でも私の指先は、彼の手をそっと引いて──自分の下腹部へと導いていた。 「壊して……もう、戻れないくらい……」 そう言ったのは、私だった。はじめてを奪われた … 続きを読む

気づいたら、白目をむいてイッてた──自分でも怖くなるほど、オナニーで失神した

私は、誰にも言えない癖がある。「オナニーをすると、たまに気絶する」。たぶん、変態だと思う。でも、やめられない。最初は普通だった。ただクリトリスを指で擦って、あっという間にイッて、それで満足していた。でも、ある日を境に、“ … 続きを読む

風俗の「私」と、変わらない「日常」

私は、最初からこの世界にいたわけじゃない。「セックスで、お金をもらう」――それはずっと他人事だった。でも、自分の身体で、“知らない男の人”と交わるたび、だんだん、現実の輪郭が変わっていった。 今日のお客さんは、三十代後半 … 続きを読む

「濡れた声、乾かない指

彼の部屋に入った瞬間、なんか、こう──乾いた柔軟剤の匂いと、熱のこもった男の生活の匂いが、ぶわって鼻の奥に残って、頭の中がぼーっとした。カーペットに落ちてた靴下、洗濯機に入りきらなかったみたいで、それすらなんか、見たくな … 続きを読む