壊して、って言ったのは私だった

「……ほんとに、いいの?」 彼の声が震えていたのを、私は覚えてる。でも私の指先は、彼の手をそっと引いて──自分の下腹部へと導いていた。 「壊して……もう、戻れないくらい……」 そう言ったのは、私だった。はじめてを奪われた … 続きを読む

嫁を抱きながら、隣の部屋から妹の声が止まらなかった

俺は、妻を抱いていた。 ベッドの上、仰向けにした身体に、ゆっくりと腰を打ちつけていた。 「んっ……、奥、届いて……る……」 あたたかくて、湿ってて、ちゃんと感じてくれてて。──それだけで、十分なはずだった。 なのに、隣の … 続きを読む