壊して、って言ったのは私だった

「……ほんとに、いいの?」

彼の声が震えていたのを、私は覚えてる。
でも私の指先は、彼の手をそっと引いて──
自分の下腹部へと導いていた。

「壊して……もう、戻れないくらい……」

そう言ったのは、私だった。
はじめてを奪われたんじゃない。
自分で、差し出した。

彼は、母の再婚相手だった。
でも、家ではほとんど会話もなかったし、
本当の父親みたいに感じたことなんて、一度もなかった。

むしろ、
洗濯物を干しているときに、背後から感じる視線や、
お風呂上がりにタオル姿で歩いたときの、
“あの一瞬の間”が──怖くて、でもどこかで期待していた。

「……触ってみる?」
私がそう言ったとき、
彼は息を呑んで、でも拒まなかった。

手が、震えていた。
でも、私の脚の付け根に触れたその瞬間、
私は……声を押し殺して、膣が震えるのを感じた。

「熱い……中、触れてもいい?」
「うん……お願い、怖いけど……入れて……」

最初は、指だった。
少しずつ、ゆっくりと。
痛みと熱と、未知の感覚が混ざって、
私はベッドにしがみついて泣いた。

「だいじょうぶ……抜こうか?」
「……だめ。やめないで……こわいけど、気持ちよくなりたい……」

彼は、キスをしてくれた。
唇が優しくて、
でも腰を押しつけられたとき、
“そこにある”ってわかって、
私の心臓は爆発しそうだった。

「入れるね……」
「うん……奥まで、きて……壊して……私のこと……」

押し込まれた瞬間、
中が引き裂かれるように痛かった。
「っ、いった……」
声にならない声が漏れた。

でも、彼のものが全部入った時、
私は、もう二度と“あの頃の自分”には戻れないって分かった。

「……すごい、中、きつ……っ」
「だって、初めてだから……ん、ゆっくりして……っ」

何度も突かれて、
奥を擦られて、
涙が溢れたのに、
膣の奥は、快楽で震えてた。

「イキそう……だめ、だめ、だめっ……でも、くる、きもちいい……っ♡」
「中に出すよ……もう、我慢できない……っ」

びゅるっ、びゅっ……と、
熱い精液が膣の奥に叩きつけられた瞬間、
私は──処女を、完全に失った。

ベッドに背中を沈めたまま、
中から流れ出すぬるい精液を感じながら、
私は、笑っていた。

「……ありがとう。これで、もう戻れないね」

初体験は、
優しさと罪悪と、快感と破壊が全部詰まってた。

そしてそれは今でも──
私の膣の奥に、ちゃんと残ってる。