もう、彼が玄関のチャイムを鳴らす音を聞いても、動悸なんてしなくなった。 「おばさん、喉乾いた。麦茶ある?」 勝手知ったる様子でリビングに入ってくるマサト君の、少し日焼けした首筋。そこに、先週私がつけた歯型の痕が薄く残っているのを見て、私は無言で冷蔵庫を開ける。
息子はまだ大学の講義中。夫は仕事。 この広い家で、彼と二人きりになるのは、もう週に三回の「定例行事」だ。
「……麦茶、ここにおいとくわね」
テーブルにグラスを置こうとした瞬間、背後から無造作に腕を回される。 若い男の、少し汗ばんだTシャツの熱が背中に押し付けられる。 「おばさん、今日、下着つけてないでしょ。エプロンの下、透けてるよ」 耳元で囁く彼の声には、年上の私を敬う気持ちなんて欠片もない。ただの「都合のいい肉」として扱われている。でも、その傲慢さが、私の乾いた更年期の体に、毒みたいに回り始める。
私は抵抗もせず、台所のシンクに手をついた。 彼は私のスカートを乱暴に捲り上げ、慣れた手つきで私の割れ目に指を割り込ませる。 「くちゅ、じゅるっ……」 何度も繰り返したせいで、私の体はもう、彼の指が触れるだけで勝手に愛液を溢れさせるように作り替えられていた。 「……んっ、あ、……っ、マサト君、……っ、……」 静かなキッチンに、粘膜が擦れる、重たくて水っぽい音だけが響く。
「……っ、今日もすごい濡れ方。……息子に、見せてやりたいよ。母親がこんな声出して、俺の指欲しがってる姿」
彼は自分のズボンを下ろすと、パンパンに張り詰めたそれを、私の奥の奥まで一気にぶち当ててきた。 「ぐちゅ、ぱちゃっ……!」 愛液と空気が混ざり、シンクのステンレスがガタガタと鳴る音と一緒に、卑劣な摩擦音が止まらなくなる。 一突きごとに、熟れきった私の内側の壁が、彼の若くて硬い形にズリズリと削り取られる。
「っ、あ、……っ、あ、……っ!……もっと、……強く、……っ!」
快楽なんて言葉じゃ足りない。ただの肉の蹂躙。 彼は私の腰を掴んで、なりふり構わず、何度も何度も奥を叩きつける。 ぐちょぐちょに濡れた結合部から、白い泡が吹いて、私の太ももを伝ってキッチンの床にポタポタと滴り落ちた。 「……っ、マサト、……っ、出す、……っ、中、……っ!」
「……ああ、全部ぶち撒けてやるよ。……おばさんの汚い中、俺の液でパンパンにしてやる……っ!」
彼は私の背中に覆い被さり、喉の奥から獣のような声を漏らした。 ドクドクと脈打つ激しい振動と一緒に、熱い精液が、私の奥の方まで何度も何度も流し込まれる。 生温かくて、少し鉄っぽいような、若さの詰まった精液の匂い。 それが私の中から溢れて、繋がったままの隙間から、ドロリと漏れ出して床を汚した。
……終わった後の、あの冷めた空気。
彼は蛇口をひねって、コップ一杯の水を飲み、何事もなかったかのようにスマホでゲームを始めた。 「……おばさん、今日の夕飯、何?」 その問いかけに、私は乱れたエプロンを直し、股の間から垂れてくる彼の精液をキッチンペーパーで拭き取りながら答える。 「……ハンバーグよ、マサト君の好きな」
指に絡みつく、白くて不透明な粘り気。 それをゴミ箱に捨てるとき、私は自分が母親であることも、女であることも、もうどうでもよくなっていた。 ただ、下着の中に残る彼の精液の重たさと、この台所に充満した生臭い匂いだけが、今の私の、唯一の居場所だった。
明日も、明後日も。 私はこうして、息子の親友に中を汚されながら、何事もなかったかのような顔をして、夕食の準備をするんだろう。
これが、日常という泥濘に沈んだ、私の誰にも言えない告白。