わたし、彼氏のこと──ちゃんと、好きなんだよ。
一緒に住んで、毎朝おはようってキスして、
夜は映画見ながらくっついて、
週に一回、優しく抱かれる。
でも……それだけじゃ、膣が足りなかった。
ごめんね、って気持ちはある。
でも、わたしの性欲って、たぶん“普通”じゃない。
彼が仕事で疲れて寝てるとき、
ベッドの中でひとり、膣に指を入れてイッてた。
バイブをタオルで包んで音を消して──
それでも、足りなかった。
だから、デリヘルに応募した。
「風俗って初めてですか?」
面接官に聞かれて、頷くと、
「性欲強い方ですか?」って真顔で言われて──
わたし、笑っちゃったの。
「はい。かなり強いです」って。
初日。
呼ばれたホテルは、郊外のビジネスホテル。
50代のサラリーマン。
優しそうだった。
「じゃあ、脱ごうか」
言われて、服を脱いだとき、
もう膣が濡れてるのがわかった。
シャワーのあと、ベッドに押し倒されて、
初めての客のちんぽが膣に入った。
「んっ……っ、あ……あっ……」
彼氏以外の男に抱かれてる。
でも、膣が絞るのを止められなかった。
「すごい……締まるね。気持ちいい?」
言われた瞬間、絶頂した。
「いっ……ああっ、イク……っ、んあっ……!!」
一度イったら、止まらなかった。
次の客、次の週、次の枠──
わたしの膣は、知らない男たちで満たされていった。
本番禁止?
そんなの、最初の一人だけだった。
「中に……出して……」
「大丈夫、ゴムあるし……もっと、奥……突いて……っ」
膣の奥で精液が広がるたび、
快楽と罪悪感が一緒に流れていった。
帰ってきて、彼の腕の中にいるとき、
思い出すのは──さっきまで抱かれてた別の男の手。
でもね、ひとつだけ言えるの。
わたしは、彼のことが好き。
一緒にいたい。
でも、
“セックスだけ”は、それだけじゃ足りなかった。
わたしは、
愛のために“嘘をついてる”んじゃない。
膣のために、“本当の自分”を隠してるの。
次の予約、20時。
「ひなのちゃん、今日も元気だね」
って、ホテルのシーツの上で言われながら、
わたしはまた、腰を振って絶頂する。
ごめんね、彼氏。
でも、
これが──わたし。