野犬に奪われた処女

あの日の夕暮れの公園の匂いを、私は今でも、雨上がりの湿った土の匂いを嗅ぐたびに思い出す。 まだ中学生だった私は、近所の公園で一人、夕方の静けさを味わっていた。 そこに現れたのは、捨てられたのか、どこからか迷い込んだのか、泥に汚れた大きな野犬だった。

最初は、ただの迷い犬だと思った。 でも、その目が私を捉えた瞬間、獲物を追い詰める獣の光に変わった。 逃げる間もなかった。 押し倒された私の細い腕を、冷たい地面と獣の重みが圧迫する。 「……っ、……やめて、……っ、……離して……っ!」 叫び声は、喉の奥で震えるだけで形にならなかった。

獣の、むせ返るような強烈な生臭い匂い。 雨で濡れて蒸れた毛並みの匂いと、口腔から漏れる腐肉のような体臭が、私の鼻腔を直接蹂単した。 スカートを強引に引き裂かれ、冷たい風が股ぐらに触れた直後、今まで感じたことのない、焼けるような激痛が体を貫いた。

「……っ!……ああああああ、……っ!!」

処女だった私の中を、獣の荒々しい「塊」が無慈悲に抉り取る。 ヌチャ、……ズリッ、……という、粘膜が無理やり引き裂かれる生々しい音。 私の純潔だった場所から溢れ出した鮮血と、獣の先走りが混ざり合い、泥だらけの地面にポタポタと滴り落ちた。

でも、本当の地獄はそこからだった。 絶頂を迎えた獣の根元が、見たこともないほど大きく膨れ上がったのが分かった。 イヌ科特有の、一度繋がったら抜けない「結合」。 「……っ、……抜けない、……っ、……嘘、……っ、……離してよ……っ!」 私がどれだけ泣き叫んでも、獣と私は、お腹の底でガッチリと繋がったまま、離れることができなかった。

背中合わせの状態で、獣が私を引きずるようにして動くたびに、繋がった部分の粘膜が激しく擦れ、ぐちゅぐちゅ、……じゅるり、……という、卑猥で残酷な音が響く。 獣の荒い鼻息と、私の中をかき回す熱い「異物」の重み。 結合部からは、白濁した獣の精液と、私の血が混ざり合った、ドロドロのピンク色の塊が溢れ出していた。

「……あ、……あ……っ」

通行人が見つけ、警察と救急車が呼ばれた時のあの羞恥心を、どう表現すればいいんだろう。 救急隊員のライトが、泥にまみれ、獣と繋がったまま動けない私の股ぐらを無機質に照らし出す。 そこには、獣の欲望と、私の排泄物、それにぐちゃぐちゃに溶けかかったカスの汚れが混ざり合い、この世のものとは思えない生臭い匂いを放っていた。

そのまま、獣と繋がった状態でストレッチャーに乗せられ、救急車に運び込まれる。 揺れる車内、獣の熱い体温が背中に伝わり、私の中を抉り続けるあの「膨らみ」が、一突きごとに私の魂を削り取っていく。 病院に着いて、鎮静剤を打たれて意識が遠のく瞬間まで、私は自分のお腹の底に溜まる、あの獣の白濁した熱い塊を、逃げ場のない「汚れ」として感じ続けていた。

今でも、犬の吠える声を聞くと、あの日のお腹の奥の、あの焼けるような摩擦と、抜けなかった熱い「異物」の感触が蘇る。 処女を奪ったのは、名前も知らない男ではなく、あの泥だらけの、生臭い獣だった。