……あの時、玄関で「先生、どうぞ」って招き入れたのが、すべての間違いだった。
息子の担任、佐々木先生。四月、家庭訪問の時期。 表向きは進路相談だけど、本当の目的は、先月私が彼に泣きついて借りた五十万円の返済期限だった。 「お母さん、今日でしたよね。……どうなりました?」
リビングのソファに座って、出されたお茶にも手をつけず、彼はまっすぐ私を見た。 返せるわけがない。パートの給料なんて、生活費とカードの支払いで消えていく。 私は震える手で膝を握りしめて、俯くことしかできなかった。
「……すみません、まだ、半分も……。もう少しだけ、待ってくれませんか」
沈黙。 時計の秒針の音だけが、やけに大きく聞こえる。 彼がゆっくりと立ち上がって、私の隣に座った。 「……待つのはいいですよ。でも、タダっていうわけにはいきませんよね。社会のルールですから」
彼の手が、私の太ももをギュッと掴んだ。 ズボン越しでもわかる、驚くほど熱い手のひら。 「……先生、……っ、あ、……」 「いいですよ。声、出しても。誰もいないんでしょ?」
彼は私のスカートを捲り上げて、下着を力任せに引き下げた。 玄関に、まだ彼の磨かれた革靴が並んでいるのに。 指が、緊張で強張っている私の割れ目に、一気に二本突き立てられた。
「くちゅ、じゅるっ……」
情けないことに、一瞬で熱い液が溢れ出した。 「お母さん、口では困った顔して、下はこんなに素直なんですね」 指をかき回されるたびに、粘膜が擦れる水っぽい音がリビングに響く。 お茶菓子が並んだテーブルのすぐ横で、私は息子の担任に、身体を差し出し始めていた。
彼は自分のベルトを外すと、パンパンに張り詰めたそれを、私の奥の方までゆっくりと沈めてきた。 「ぐちゅ、ぱちゃっ……!」 愛液と空気が混ざって、卑猥な摩擦音が止まらない。 一突きごとに、ソファのスプリングがギシギシと鳴って、私の背中を叩く。
「っ、あ、……っ、先生、……っ、いい、……っ!」
悔しいけれど、中が彼を求めてぎりぎりと締め付けてしまう。 「五十万の女の身体、しっかり味わせてくださいよ」 残酷な言葉を投げかけられるたびに、脳が真っ白になる。 ぐちょぐちょに濡れた結合部から、白い泡が吹いて、ソファのクッションにポタポタと滴り落ちた。
「……出す、今日中に返せなかった罰だ……っ!」
彼は私の腰を強く掴んで、奥の奥まで何度も何度も叩き込んだ。 ドクドクと脈打つ振動と一緒に、熱い精液が大量に注ぎ込まれるのがわかる。 生温かくて、少し青臭い精液の匂い。 それが私の中から溢れて、繋がったままの隙間から、ドロリと漏れ出して私の太ももを汚した。
……終わった後の、あの異様な静けさ。
彼は何事もなかったかのようにネクタイを締め直し、カバンから出席簿を取り出した。 「……では、進路の件はまた学校で。残りの返済、忘れないでくださいね」 そう言って、玄関で靴を履き、丁寧に「失礼します」と帰っていった。
私はソファに座り込んだまま、股の間から垂れてくる彼の精液を、さっきまでお茶を出していた布巾で拭き取った。 指に絡みつく、白くて不透明な粘り気。 それを拭き取るたびに、リビングに残った精液の匂いが鼻について、涙が止まらなくなった。
明日、息子が「佐々木先生、いい先生だよね」って言ったら、私はどんな顔をすればいいんだろう。 でも、下着の中に残る彼の熱さと、拭いきれない匂いが、私の日常をじわじわと壊していく。
これが、家庭訪問の日から始まった、誰にも言えない返済の記録。