返せない借金、許されない快感──主婦だけど堕ちて壊れる

私は、ごく普通の主婦だった。
平日はパート、週末は家族のご飯と洗濯。
お金がないから、安いスーパーで特売品を狙い、
一円でも節約して暮らしてきた。

でも、
「足りない」
「間に合わない」
そればかりが頭の中で繰り返される毎日だった。

子どもの塾代、急な医療費、夫のボーナスカット。
何度も家計簿を見直したけど、どうにもならなかった。
気がつけば、消費者金融のカードが財布の奥で増えていた。

「すぐ返せる」と信じていたのに、
気がついた時には三社、合計六十万。
督促の電話とメールが鳴り止まない。
心臓がバクバクする。
夫や子どもに気づかれたら終わり。
もうどうしようもなかった。

その日、業者の男が家に来た。
私は、玄関のインターホンの音に全身が固まった。
居留守を使おうとしたけど、
「奥さん、いるの分かってるんですよ」
ドア越しの低い声が、背筋をぞくっとさせる。

観念してドアを開けると、
スーツ姿の男がニヤニヤしながら入ってきた。
「今日こそ払ってもらうから」
無理やりリビングへ連れていかれ、
鍵をかけられる。

「払えないなら……分かってるよね?」
私は、唇が震えてうまく声が出なかった。

「……体で、ってことですか」

男はにやりと笑い、
私の顎を乱暴に掴んだ。

「奥さん、最初からそのつもりだったんじゃないの?」
指で頬をなぞられ、全身が鳥肌だらけになる。

私は、
「いやです……」
とかすかに抵抗したけど、
男は私の腕をつかんで、強引にTシャツを脱がせた。
下着も、一瞬で床に落とされた。

「へえ、奥さん、年の割にいい体してんじゃん」
そう言って、乳首をつまむ。
寒くもないのに、乳首がきゅっと硬くなっていた。

「やめて……」
無駄だった。

男の指が、私の膣に無理やり入ってくる。
「あれ、もう濡れてるじゃん」
「違う、そんなわけ……」
でも、パンツのクロッチがぐっしょりしているのは自分でも分かった。

「正直な体だな」
指が膣の中をぐりぐりと抉る。
痛いのに、体が反応してしまう。
悔しくて、涙が出そうになった。

男は、ズボンを下ろし、勃起したペニスを私の顔の前に突き出してきた。
「舐めろよ」
抵抗する気力もなく、私は口を開けた。
苦い臭い、皮膚のザラつき。
奥まで突っ込まれて、喉がえづく。
涙と涎が顎を伝う。

「もういいや」
男は私をソファに押し倒し、
コンドームもつけず、そのままペニスを膣口に押し当てた。

「お願い、ゴムだけは……」
「金も返せない女に、権利なんてないだろ?」
一気にずぶりと奥まで突き刺さる。

「痛っ……やめて、やめて……」
でも、男は構わず腰を動かす。
ずぶっ、ずぶっ、と粘膜をかき回すように奥まで突かれる。

「すげえな、奥までぐちょぐちょだ」
「やだ、やめて……」
膣の奥が男のペニスに反応してしまう。
恥ずかしい。屈辱だった。

「ほら、イけよ」
男は私の首を片手で軽く締め、命令する。

苦しくて、声も出ない。
でも、身体が震えて、
気づけば全身がビクビクと痙攣していた。

「やめて、やだ、だめ……」
涙が止まらない。
それでも、
「……あ、あ、だめ……」
自分でも信じられないくらい、膣が締まっていた。

「ほら、気持ちいいんだろ?」
男は乱暴に何度も突き上げる。

私は、
「ちがう、ちがう……」
と呟きながら、
最後には絶頂の波に飲み込まれた。

「いい女だな」
男は満足そうに息を吐き、
私の中で激しく腰を振る。

そして、
「うっ……!」
熱い精液が、膣の奥に一気に流れ込む感触。

「やだ、中だけは、やだ……」
もうどうしようもなかった。
男は私の体を押さえつけたまま、
精液を全部中に出し切った。

「ごちそうさま」
男は私を突き放し、
自分だけティッシュで拭いて立ち上がった。

私は、放心状態でソファに横たわる。
下腹部がじんじんと熱い。
膣の奥から、生温かい精液がじわじわ流れ出て、
太ももを伝う。

「最悪……」
涙が止まらなかった。

私は、震える手でスマホを持ち、
「アフターピル」と検索した。
レビューを何度も読み、クチコミと最安値を必死で調べる。
夫や子どもにバレないように、
泣きそうになりながらネット注文した。

翌日、ピルが届いた。
「本当に効くのかな」
怖くて、でも飲まないと生きた心地がしなかった。

錠剤を口に含み、水で一気に流し込む。
喉が焼けるような気がした。
吐き気と頭痛、体が重い。
それでも、妊娠の恐怖には勝てなかった。

数日後、生理が来た。
血が滲むナプキンを見て、
ようやく、ほんの少しだけ、
「助かった」と思えた。

でも、
自分が“体で借金を返した主婦”になったことは、
消えなかった。

それからも、男からの電話は止まなかった。

「今月も、体で返せよ」
「写真もあるからな」
「夫にバラされたくなかったら、言うこと聞けよ」

私は、また呼び出され、
毎回違う場所で、
男に抱かれるようになった。

ホテルのベッドで、
駐車場の車の中で、
時には家族が帰ってくる前の自宅で。

最初は涙が止まらなかった。
毎回、
「ごめんなさい」「やめて」
そう呟いていた。

でも、
ある時から、自分の体が
「抱かれるのを待つ」ようになっていた。

男のペニスが膣に入るたび、
「もう無理、これ以上は……」
そう思いながらも、
膣が勝手に締まる。
奥を突かれるたび、
絶頂の波が全身を駆け抜ける。

「お前、もう体が覚えちまったな」
男はそう言って、私の頭を撫でた。

悔しくて、
恥ずかしくて、
でも、
私は確かに感じていた。

快楽と屈辱、
恐怖と依存、
全部が混ざって、
私はもう「戻れない」と思った。

家に帰ると、
子どもが「おかえり」と笑う。
夫は何も知らず、テレビを見ている。

私は、
何もなかったふりをして、
いつも通り夕飯を作る。

でも、
身体の奥では、
男の精液と快感の記憶が
じわじわと、消えないままだった。

これが、
「借金を体で返す女」の現実。

泣きながらアフターピルを飲み、
夫にも家族にも隠し続け、
壊れそうな心と身体を
必死で保ちながら――

それでも、
私は今日も、
「生きている」ふりを続けている。