酒と、汗と、ぐちゃぐちゃに混ざり合った誰かの匂い

正直、二次会のバーを出たあとのことは、モザイクがかかったみたいに断片的。 覚えているのは、タクシーのシートの革の匂いと、隣に座る男の、お酒と混ざり合った重たい体臭。 「送りますよ」 その低い声が鼓膜に触れるたび、私のおまんこの奥がじわーっと熱くなって、ストッキングの中が愛液で蒸れていくのがわかった。

気づいたらホテルの密室。 ドアが閉まる音と同時に、壁に押し付けられて唇を塞がれた。 「……ん、……っ、……ふ」 強引に舌をねじ込まれ、口の中に広がるアルコールとタバコの苦い味。 ブラウスのボタンが弾け飛ぶ音がして、熱い手がスカートの中に潜り込んできた。

酔ってるせいか、感覚がいつもの数倍も過敏になってる。 彼の手指が、湿りきった下着をずらし、溢れ出した愛液をかき回す。 ヌチャ、……じゅるっ、……。 静かな部屋に、粘膜がこわばり、液が泡立つ卑猥な音が響く。 おしっこの拭き残しや、一日中歩き回って蒸れた股ぐらの、あの鼻を突く「女の匂い」が、彼の体温に温められて一気に立ち上った。

「いいですか」 掠れた声。 でも返事をする前に、立ったまま後ろから一気に貫かれた。 「……っ!……あ、……っ、……ああああ……っ!」 ローションなんていらない。 お互いの汗と、私のドロドロの液、それに彼の先走りが混ざり合って、結合部がぐちゅぐちゅ、ぱちゃっ、……って激しい音を立てる。

一突きごとに、脳みそを直接かき回されるような鈍い衝撃。 名前も知らない男の、硬い塊が私の奥深くまで抉り込んでくる。 「……あ、……っ、……イッちゃう、……っ、……そこ……っ!」 腰を激しく叩きつけられる摩擦音と、彼が耳元で吐き出す熱い息。 お酒のせいで思考が真っ白になって、ただただ「肉」がぶつかり合う音だけに意識が溶けていく。

最後、奥底に熱いのがドクドクって中出しされる感覚。 「……あ、……っ、……あああああ……っ!」 括約筋がギュンギュン震えて、中から溢れ出す大量の精液を、必死に締め付けた。

朝、目が覚めたとき。 隣で眠る彼の腕には、昨夜の激しい摩擦で赤くなった私の肌の跡と、白く乾いてカピカピになった体液の膜が張り付いてた。 自分の指先を嗅ぐと、まだあの、酒と精液が混ざり合った生臭い他人の匂いが染み付いてる。

起こさないように身支度を整えて、連絡先も聞かずにホテルを出た。 朝の光の中、歩くたびに股ぐらから男の精液がじわじわと垂れてくる、あの生温かい重み。 名前も知らないまま朝になって。 下着の中に残った汚れの感触が、案外、悪くなかった。