「今日、私も残るから、よろしくね」
先に帰る人たちを見送ったあと、
先輩の綾瀬さんが、缶コーヒー片手に笑って言った。
社内でも“できる女”って評判の人で、
年齢はたぶん35前後。落ち着いていて、キレイで、
正直……密かに憧れてた。
でも、そんな人と残業でふたりきりなんて、
緊張しかしない。
「集中できないでしょ、私がいると」
ふとしたタイミングでそう言われて、ドキッとした。
「……え? いや、そんなこと――」
「嘘つき。さっきから、チラチラ見てたよね?」
冗談みたいに笑いながら、
彼女はネクタイを緩めて、自分の首筋を露出させた。
「男の子って、こういうの……好きなんでしょ?」
完全に、雰囲気が変わっていた。
「私さ、普段しっかりしてるって思われがちだけど、
誰かに乱されてみたいって、時々思うのよ」
目の前で、ブラウスのボタンをひとつ外していく先輩。
「……止めてくれる?」
当然、止められなかった。
そっと抱き寄せてキスを落とすと、
彼女は目を閉じて、俺の腕の中で身体を預けてきた。
会議室のソファに押し倒し、スカートの奥に指を滑り込ませると、
ストッキングの内側は、すでにしっとりと湿っていた。
「……残業って、こんなにドキドキするものなの?」
「それ、こっちのセリフです」
パンストを破って中に指を差し込むと、
彼女は恥じらいながらも、脚を自分から開いた。
「大人の女を、気持ちよくしてみてよ……本気で」
中はとろとろで、締まりが強くて、
年上ならではの色気が滲んでいた。
突き上げるたび、彼女が声を抑えて
「誰か来たら……バレる……」って言いながらも、
中で果てる瞬間は、全身で震えていた。
そのあとは、何事もなかったかのように席に戻って、
ふたりとも無言でPCをカタカタと打っていたけど――
明らかに空気が違っていた。
帰り際、彼女がポツリとひと言。
「たまには、こういう残業も悪くないわね」