その日、僕はいつもより遅くまでオフィスに残っていた。納期直前の案件が重なり、書類とにらめっこしながら黙々と作業を続けていた。
気づけば夜の10時。フロアにはもう誰もいないはずだった。
「まだいたんだ。えらいね、○○くん」
後ろから声をかけられて振り向くと、そこには営業部の先輩、麻美さんがいた。少しだけラフになったスーツ姿に、乱れた前髪。手にはコンビニの袋をぶらさげていた。
「これ、余ったから。夜食にどう?」
渡されたのはおにぎりと缶コーヒー。優しさが、やけに沁みた。
「ありがとうございま…す。麻美さんこそ、こんな時間まで?」
「私も残業。でも、疲れちゃって…少しだけ、気分転換しない?」
不意にそんなことを言いながら、麻美さんは僕の隣の椅子に腰掛けた。距離が近い。シャンプーの香りがふわりと漂ってくる。
「○○くんって、真面目だけど…ちょっと鈍いよね」
「えっ?」
「…こんなに近くにいるのに、何も気づかないの?」
彼女はいたずらっぽく笑いながら、僕のネクタイをくいっと引いた。その瞬間、心臓が跳ね上がった。
「なにか…気づくって、どういう…」
言葉の途中で、麻美さんの指が僕の頬に触れた。その指先はひんやりしていたのに、触れられたところから体が熱を帯びていく。
「もう、わかってるでしょ?」
彼女の唇がすっと近づいてきて、静かに重なった。軽く、確かめるようなキス。それだけで、身体の奥がざわめいた。
唇が離れた瞬間、麻美さんはそっと僕の胸に手を添えた。鼓動が早まっているのを感じ取ったのか、彼女は微笑みながらそのまま僕のシャツのボタンに手をかけた。
「ほら、リラックスして。今日は…ご褒美」
ボタンがひとつずつ外されるたびに、緊張と高揚が交互に押し寄せる。デスクの明かりがほのかに二人を照らし、オフィスという非日常の空間が妙な背徳感を生み出していた。
麻美さんはそっと僕の膝の上に座ると、背中に腕を回し、密着してきた。温もりと柔らかさが直に伝わる。
「ずっと見てたんだよ、あなたの頑張ってる姿。ずるいくらい一生懸命で…無防備で…」
彼女の指先が、胸元から腹部へ、そしてさらに下へと滑っていく。身体が反応するのを止められなかった。息が詰まるような静寂の中で、彼女の手の動きだけがやけに鮮明だった。
麻美さんはゆっくりと身をずらし、今度は僕のシャツに顔をうずめた。
「ねえ、こういうの、初めてじゃないよね?」
「…でも、こんなにドキドキするのは初めてかもしれません」
思わず本音が漏れた。彼女は嬉しそうにくすっと笑うと、再び唇を重ねた。今度は深く、そして長く。
キスの合間に、彼女はスカートの裾をまくり上げ、僕に跨り、ちんぽを手に取り愛液で濡れた膣へ挿入した。肌と肌が触れ合う感覚が鮮烈に広がる。やわらかく、あたたかく、包み込まれるようだった。
動きはゆっくりで、丁寧だった。音を立てないように、でも互いの熱は抑えきれず、静かな呼吸と鼓動だけが部屋に響いた。まるで夢の中にいるようで、現実味がどんどん薄れていく。
「こんなところで…いいんですか…?」
「だから、いいんじゃない?」
いたずらっぽく囁くその声が、耳の奥をくすぐる。理性が、完全に溶けた。
やがて、二人の動きが重なり、呼吸が速まる。言葉はいらなかった。ただ彼女の熱を、感触を、体の芯で感じていた。
そして最後は彼女の膣に精液を大量に中出し、彼女が僕の首に顔を埋めながら、小さく震える声で、
「…あったかい」
と言ったその一言が、妙に愛おしくて、僕は彼女をそっと強く抱きしめた。