あなたが挿れてくるたびに、
わたしの膣の奥が、あの“最初の夜”を思い出す。
部屋の明かりは消して、
ベッドに敷いたシーツの上、
わたしは少しだけ震えてた。
「大丈夫?」
あなたがそう聞いた瞬間、
わたしの膣が、ぎゅっと緊張してた。
はじめての挿入。
痛いってわかってた。
怖かった。でも──
それより、あなたに触れてほしかった。
ゆっくりと先端が押し当てられて、
濡れているはずのそこが、
あなたを受け入れるたび、
熱くて、熱くて、
涙が出た。
「大丈夫だよ、ゆっくりするから」
「うん……ゆっくり、お願い……」
あなたが優しく奥を探って、
初めての壁を越えた瞬間、
膣の奥が、あなたの形でいっぱいになって──
わたしの世界が変わった。
あの夜、わたしはあなたの“もの”になった。
それから、3年。
何度も、何度も抱かれた。
笑いながら、酔いながら、泣きながら、
ベッドで繋がるたび、
あなたの指や舌や声で、
わたしは何度もイカされた。
でも──
いま、こうしてまたあなたが挿れてくると、
“あの最初”が、奥でうずく。
膣が覚えてるの。
あなたの硬さ、形、動き。
膣奥に当たった瞬間の震え。
絶頂のあと、膣がキュッて締まるあの癖まで。
「あ……んっ、また……思い出しちゃう……」
「ん? なにを?」
「最初……初めて挿れられたときのこと……」
あなたは一瞬動きを止めて、
そっとわたしの髪を撫でてくれた。
「痛かった?」
「ううん……気持ちよかった。
怖かったのに、あなたが優しかったから……
奥まで挿れられて、なんか……“全部許された”気がしたの」
今、あなたが奥を突くたびに、
そのときの“許された感覚”が蘇る。
わたしの膣は、記憶してる。
あの夜の痛みも、熱さも、震えも、全部──
「奥、もっと……来て……っ」
「うん、奥で……もう一度“はじめて”をするように、抱くよ」
ゆっくり、でも深く。
膣の奥まで届くたび、
涙が出るほど気持ちよくて、
「あなたに“挿れられてる”って感じるたび、わたしは思い出すの。
……あの夜から、ずっと“女”でいさせてくれて、ありがとう」
あなたの声が震えた。
「こっちこそ、ありがとう。最初が、君でよかった」
その言葉で、わたしはもう、限界だった。
膣奥でイキながら、あなたの精液を中で受け止めて──
「これからも、何度でも“初めて”を思い出すよ」って、
心の中で、もう一度泣いた。
快感は、“はじめて”の記憶をくっきりと残す。
でも、“愛され続ける記憶”は、
そのあとも、何度でも繰り返されて──
わたしの膣を、幸せで満たしていく。