「外に出すから、生で入れていい?」
その言葉、今までに何度も聞いてきた。
でも私は、基本NG。ゴムは絶対。
でもその日、相手は常連の指名客だった。
太めだけど、優しいし、指名も多い。
「今回だけ」──そう思って、OKした。
騎乗位。
彼の上に跨って、自分で腰を動かす。
「やっぱり生って違うね、ヌルヌルで気持ちいいよ…」
「こっちも…中が脈打ってるの分かる…」
自分でも分かってた。
このままじゃマズい。
でも気持ちよくて、腰が止められない。
「出そうになったら言ってくださいね」
「うん…もうちょい…あ、やば…!」
その瞬間、腰を上げようとした──けど、
彼の手が私の腰をがっしりと掴んでいた。
「ちょっ…ちょっと待って、抜く、今…っ」
「うわ、ダメ、もう…っ!」
びゅくっ、どくっ、どくんっ──
熱い精液が、膣の奥にどぷっと吐き出された。
「……中、入っちゃったじゃん……」
「ごめん、抜こうとしたけど…間に合わなかった…」
気持ちよさよりも、焦りが先に来た。
ベッドから急いで降りて、ティッシュでかき出すように拭いたけど、
すでに奥のほうに、精液の熱さが残ってる。
その後、彼は謝って料金を多めに置いて帰っていった。
私はというと──
その帰り道、アフターピルを買いに行った。
「抜くって言ったのに…」
「…あたしも…止められなかった…」
生で入れて、騎乗位で自分から動いて、
気持ちよくなって──
それで、抜けなかった。出されちゃった。
女としても、嬢としても、あの日は失敗だった。
でも、きっとまた、同じミスをしそうな気がしてる。