朝、目が覚めると──まず、下着の中がじんわりしてる。
まだ夢うつつのまま、指が勝手にそこに触れてた。
昨日の夜も、ベッドの中で2回。
それでも、まだ足りなかった。
夢の中でさえ、誰かに抱かれてる妄想をして、
目が覚めたときには、もう下着がぐっしょり。
「……また、濡れてる」
でも、恥ずかしさよりも先にくるのは、
「気持ちよくなりたい」っていう、焦りみたいな感覚。
ベッドの中で、毛布にくるまりながら、
右手でクリをなぞって──
左手は、Tシャツの中に滑り込ませて、乳首を転がす。
ぬる、くちゅ、って音がすると、
安心する。
「ああ、今日もちゃんと、感じてる」って思う。
気持ちよくなってるときだけは、
何も考えなくていいから。
ひとりでいるのが寂しいことも、
誰にも抱きしめられない夜も、
全部、消えていく。
でも、絶頂してもすぐに戻ってくる。
空っぽな部屋と、私の身体だけ。
だからまた、触っちゃう。
1回じゃ足りなくて、2回、3回……
時々、気づくと朝になってる。
足を開いたまま、手を離せなくて、
「もう、やめたい……」って思うのに、
クリがズキズキして、「もっと……」って言ってる気がして。
バイブ、電マ、ローター。
ベッドの下には、道具も増えた。
指じゃ足りない日も、あったから。
でも、私が欲しいのは、
道具でも、快感でも、ない気がする。
「誰かに、抱きしめてほしい」
ただ、それだけのために、
私は今日も、ひとりで、触ってる。
これが、
“オナニーがやめられない私”の、毎日。