友達の彼氏に抱かれた夜、罪悪感よりも快感が勝った
「送ってくれるだけでいいよ」って言ったのに、彼は部屋まで上がってきた。 理由は簡単。雨が強くて、玄関先で濡れたまま立っているのも変だったから。 でも、それだけじゃない。わかってた。わたしも、彼も。 だってこの人は、親友 … 続きを読む
「送ってくれるだけでいいよ」って言ったのに、彼は部屋まで上がってきた。 理由は簡単。雨が強くて、玄関先で濡れたまま立っているのも変だったから。 でも、それだけじゃない。わかってた。わたしも、彼も。 だってこの人は、親友 … 続きを読む
地方の駅前。イベント会場の搬出口から、人とケースが引いていく。22時過ぎ。湿った風。荷台の金具がぶつかる音が続く。私はスタッフ証を首から外して、胸ポケットに入れる。手の甲に黒いインクが少しついている。ステージ裏でタイムコ … 続きを読む
土曜の夕方、彼女のアイコンから通話が鳴った。画面の上に「今、家?」とテキスト。私は「外。近い」と返した。ほんとは家にいたけれど、玄関の靴を履きながら階段を降りた。空は薄い雲で、湿度が高い。彼女の住むマンションまで徒歩で十 … 続きを読む
中学生のとき、なんとなくお風呂で触ったのが最初だった。気持ちいい、っていうより、「ここを触ると、なんか変な感じがする」ってだけだった。 でも、ある日YouTubeの性教育チャンネルで「クリトリスと膣は別の快感がある」って … 続きを読む
雨が夕方から降り続いて、親友の家の玄関には濡れた折り畳み傘が二本立てかけてあった。親友の涼は会社の飲み会で遅くなると言っていたから、置いていった外付けHDDを取りに寄って、すぐ帰るつもりだった。 「上がって。お茶くらい出 … 続きを読む
ドラムが回る音が、眠気と湿気を混ぜて、店の中をゆっくり満たしていた。 午前一時。家の洗濯機が壊れて、仕方なく近所のコインランドリーに来た。乾燥機の前のベンチに座って、スマホを眺めて、顔を上げたとき。 ガラス越しに、見覚え … 続きを読む
その日、俺は、会社の飲み会で、ひどく酔っ払っていた。終電を逃してしまい、どうやって帰ろうか、と考えていると、会社の同期のミキが、俺に話しかけてきた。 「…大丈夫?ウチ、この近くに住んでるから、よかったら泊まっていく?」 … 続きを読む
「…カズキ…」 俺は、彼の遺影の前で、ただ、その名前を呼ぶことしかできなかった。俺の親友、カズキは、突然の事故で、俺たちの前からいなくなってしまった。 彼の妻、ユイは、ただ、泣いていた。その泣き顔を見るたびに、俺の胸は、 … 続きを読む
彼女と知り合ったのは、近所の公園だった。お互い、子供を連れて遊びに来ていて、自然と話すようになった。 「…うちの子、すごく人見知りで…」 「うちもそうですよ。でも、二人で遊んでるの、見てると可愛いですよね」 そんな他愛の … 続きを読む
夜、廊下は薄暗く、壁に掛けた時計の秒針の音だけが響いていた。義妹の部屋のドアが、ほんの数センチだけ開いている。覗いた瞬間、視覚が制服のスカートと、その上に無造作に置かれたショーツを捉えた。淡い色の布地、クロッチ部分だけ色 … 続きを読む
昼間の私は、落ち着いた大人の女を演じていた。ライトグレーのロングカーディガンに、白のVネックブラウス、ネイビーのミモレ丈スカート。美術館デートにぴったりな、清潔感と知性を漂わせるコーデだ。カーディガンの柔らかさとスカート … 続きを読む
鍵を閉めて、部屋の明かりを少しだけ落とした。ここはあたしだけの実験室。安全で、誰にも邪魔されない。だからこそ、ここでは何をしてもいい――そう決めている。 机の上には、小さな道具たちが並んでいる。バイブ、ローター、ビデオカ … 続きを読む
わたし、オナニーが大好きだ。でも、ただベッドで静かにやるだけじゃ物足りない。――人にバレないように、こっそり、ドキドキしながらするのが、一番たまらない。 今日もそのスリルを求めて、わたしはスマホを握ったまま、部屋のカーテ … 続きを読む
「あのさ、俺、ちょっと変わっててさ…」 彼が、そう言って、少し不安そうに私を見つめた。 私たちが付き合い始めて、初めて彼の部屋に行った時のことだった。彼は、自分の部屋の片隅に、たくさんの女性の靴下を並べていた。履き古され … 続きを読む
「…家に、来ない?」 彼女がそう言った時、俺の心臓は、まるで初めて恋をした中学生みたいに、バクバクと音を立てた。 俺は、今まで、軽い気持ちで女性と付き合ってきた。セックスも、ただの遊びで、深い感情なんて、ほとんど持ったこ … 続きを読む
私が彼と付き合い始めたのは、32歳の時。彼は、25歳。7歳も年下だった。 それまでの私は、セックスをあんまり楽しめなかった。元カレとのセックスは、いつも「義務」みたいなもので、彼が満足すればそれでいい、って思ってた。正直 … 続きを読む
朝、目が覚めると──まず、下着の中がじんわりしてる。まだ夢うつつのまま、指が勝手にそこに触れてた。 昨日の夜も、ベッドの中で2回。それでも、まだ足りなかった。夢の中でさえ、誰かに抱かれてる妄想をして、目が覚めたときには、 … 続きを読む
──子どもが寝た夜の台所。私は、ただ“女”に戻りたかった。 夫とは、もう数ヶ月触れてない。キスも、抱きしめ合うこともなくなった。「母親」としては生きているけど、「女」としては、ずっと死んでる気がしてた。 冷蔵庫の音だけが … 続きを読む