唇が重なった瞬間、ぜんぶどうでもよくなった。
彼の舌がゆっくり、ねっとりと私の中に入り込んできて、抵抗も恥じらいも、とろけて流れた。
「んっ……ちゅ……れろ……っ」
舌と舌が絡み合うたびに、唾液が糸を引く。
口の中で彼の味が広がって、それだけで下腹がじんじんと熱くなる。
私の太ももを撫でる手が、ゆっくりとスカートの中へ。
下着越しでもわかるくらい、すでにぐっしょり濡れていた。
「こんなに……もう、とろとろだね」
「やだ……そんな、言わないで……」
でも、そう言われるのが嫌じゃない。
むしろ、もっと恥ずかしくされたい。そう思ってる自分に気づいて、胸がきゅうっと締めつけられる。
ベッドに押し倒され、彼の舌が胸元へ。
ブラをずらして、乳首をじゅるっ……と吸われた瞬間、腰が勝手に跳ねた。
「そこ……すごく、感じちゃうの……あぁ……っ」
ぬるぬると舌が這い、唾液が肌をつたって流れる。
乳首と舌が絡むたび、愛液も増えて、下着がぴちゃぴちゃと音を立て始めた。
まだ挿れられてないのに、頭の中はもうぐちゃぐちゃ。
彼のキスと舌と熱だけで、私の身体は溶けそうになっていた。
パンティをそっとずらされて、彼の指がゆっくりと割れ目をなぞる。
「とろとろ……もう、挿れちゃうね」そう囁かれた瞬間、腰が勝手に上がった。
先端が私の入り口に触れる。熱くて硬くて、でも怖くなかった。
「……お願い、ゆっくり……奥まで……っ」
ぬるっ……と押し込まれた瞬間、身体中の力が抜けた。
「はぁっ……んん……奥、あたってる……♡」
彼は動かないまま、キスを落としてきた。
唇、耳、首筋、鎖骨、そして乳首。全部をゆっくり、舌で溶かすみたいに。
「中、気持ちよすぎる……きゅうって締め付けてくる……」
「だって……入ってるの、分かっちゃうんだもん……♡」
ゆっくり、深く、優しく突かれるたびに、内側がくちゅくちゅと音を立てる。
ぬるぬるの愛液が絡んで、挿入のたびにぴちゃっ、ずちゅっ、と濡れた音が響いた。
「もう、だめ……とろけちゃう……っ」
「一緒に……イこう……?」
彼の奥で、びゅるっ、びゅくっ、と熱いものが放たれた瞬間、私も絶頂に達した。
「んああっ……! イクっ……! なかでぇっ……!」
全身が跳ねて、頭の奥まで白くなる。
中で脈打ちながら注がれる精液の熱を感じて、さらにきゅうっと締めつけてしまった。
中に出されたあとも、彼はそのまま抜かずに、優しく抱きしめてくれていた。
私の中で、まだぴくぴくと反応する熱を感じながら、そっと耳元で囁かれる。
「……いっぱい、とろけてくれたね」
「うん……全部、とけちゃった……あなたに……」
膣の中で、まだ精液がぬるぬるしてる。
動かすたびに、ぬちゅっ…と小さな音がして、恥ずかしいのに、なんだか幸せだった。
彼の胸に顔を埋めたまま、ゆっくり呼吸を合わせていく。
汗と唾液と愛液が混じった匂いが、今の私にはいちばん安心できる香りだった。
このまま眠ってしまいたい。何も考えず、何も求めず、彼の中で溶けていたい。
とろとろになった身体ごと、甘やかされながら――。
「……また、こうしていい?」
「うん……何度でも……」
そう答えた時、彼の唇がそっと瞼に触れた。
心も身体も、甘くて柔らかくて、とろとろに蕩けた夜だった。