セックス中に気持ち良すぎて意識が飛んだ

私、たぶんセックスで“気絶”したことがある。

正確には「失神」に近いんだと思う。気がついたら真っ白になってて、息も声も出なくなって、ふっと落ちるような感覚のあと、次に気づいたときには彼が私の名前を何度も呼んでた。

たぶん、あれは人生で一番気持ちよかった夜。

彼とは付き合って半年。お互いに体の相性は悪くなかったし、エッチも定期的にしてたけど、正直そこまで“すごい”って思ったことはなかった。

でも、あるときから彼が「もっと気持ちよくさせたい」って言い始めて、少しずつ変わっていった。

キスの仕方とか、触れ方とか、指の動かし方も明らかに違って、ある日ついに、私の“中”に指を2本、3本って入れながら「これがGスポットね、ここが一番気持ちいいところ」って言われたとき、初めて指でイった。

「あっ……あっ……やば、イく……っ」

膣の奥の方がジンジンして、濡れた感覚が一気に広がって、腰が勝手に震えた。

そのときから、彼とのセックスが変わった。

その夜も、最初はいつも通りだった。

キスして、服を脱がせ合って、彼が乳首を舐めながら指をゆっくり中に入れてくる。最初は1本、次に2本、そして3本。

「もう、ヌルヌルだね。ここ、気持ちいい?」

「んっ……うん、やばい……っ」

彼の指が膣内の天井をなぞるたびに、ビクッと反応してしまう。

そのあと、彼が私の脚を開いて、顔を近づけてきた。

「今日は……いっぱいイかせたいから、ちゃんと気を失わないでね?」

「え……?」

その意味が分かったのは、彼が舌をクリにあてて、同時に中で指を曲げてきたときだった。

「んんっ……っ! あっ、ダメっ、気持ちいっ、イっちゃうっ……!」

そこからの記憶が、あまりはっきりしてない。

何度も中で突かれて、同時に舌がクリをなぞって、指先がGスポットをこすり上げるように動くたびに、快感が一段一段上がっていって、頭がふわふわして、声も出せなくなって――

「イって……イっていいよ……」

その声が聞こえたあと、私の体がびくんと跳ねて、そのままガクッと脱力した。

気づいたら、彼が私の頬を軽く叩いてて、名前を呼んでた。

「……戻ってきた?」

「え……なに、どうしたの……」

「大丈夫。ちょっとだけ、失神してたかも。息、止まってたから……」

私はなぜか、泣きそうになってた。

快感で気を失うなんて、自分でも信じられなかったけど、体は震えて、まだ膣の奥がヒクヒクしてるのが分かってた。

「怖かった?」

「……ううん。すごかった。気持ちよすぎて、なにも分かんなくなった」

彼は笑って、私の髪を撫でてくれた。

「……じゃあ、まだ続き、できそう?」

冗談ぽく言ったその一言に、また膣がぴくって反応してしまった。

私、多分この人に体ごと壊されてもいいって、思ったんだと思う。