はじめて自分で『中』までいけた日

中学生のとき、なんとなくお風呂で触ったのが最初だった。
気持ちいい、っていうより、「ここを触ると、なんか変な感じがする」ってだけだった。

でも、ある日YouTubeの性教育チャンネルで「クリトリスと膣は別の快感がある」って聞いて、
それから私は、自分の中でそれをちゃんと知りたいと思った。

クリを触るのは簡単だった。
下着の上から、指でちょんちょんって触って、
だんだん濡れてくると、指が滑って、そのまま押し当てる感じに。

最初は強く押しすぎて痛かった。
でも、優しくなぞるように円を描くと、
じんわりした感じが広がってきて……それが気持ちよかった。

それが「クリでイく」ってことだって、後から知った。

でも「中」は違った。
最初は指を入れるのも怖くて、
無理やり押し込んでも、痛いだけで、
何が気持ちいいのか全然わからなかった。

それでも、自分で知りたくて、
お風呂に入る前に鏡で見て、
どう入れたら痛くないか、角度を確かめて、
中指を第二関節まで、少しずつ、少しずつ入れていった。

ある日、生理の終わりかけで、ちょっと湿ってたとき、
スルッと入った瞬間があって。
「えっ、今……気持ちいいかも」って思った。

それがはじめての「中で気持ちいい」だった。

そこから、クリを触りながら中を探る、っていうオナニーを覚えた。
膣の中って、入口からすぐのところに少しだけざらっとした場所があって、
そこを指の腹でこするように動かすと、
奥の方からじわじわ熱くなって、足の付け根がじんじんしてくる。

でも、気持ちいい場所に届くには角度がすごく大事で、
仰向けよりも、横向きとか、脚を立てたほうがやりやすかった。

中でイくときって、呼吸が浅くなって、
お腹の下がぎゅってなる感じ。
クリでイくときは、表面が震えてくるんだけど、
中でイくときは、内側から全部が締まって、奥がキューってなる。

何度も繰り返して、ようやく違いがわかるようになってきた。

今は、クリと中、どっちでもいけるようになった。
でも、同時にはまだ難しくて、
順番に、クリ→中って流れでしか無理。

私みたいに「どうやってイくのか知りたい」って思ってる子がいたら、
まずは鏡で見て、触って、
自分の反応を一個ずつ確かめていくのがいいと思う。

だってこれ、自分の身体なのに、
誰かに触られるより、ずっと深く知れるから。

私は、私の中で気持ちよくなれるってわかったとき、
ちょっと泣いた。

ああ、私、壊れてなかったんだ、って。

だから──
もし、これを読んでるあなたが
「まだいけない」って思ってるなら。
それは「まだ知らない」だけかもしれない。

あなたの中にも、ちゃんと「気持ちいい」はある。
それを、あなたの指で見つけてあげて。

大丈夫、絶対にいけるから。
私がそうだったみたいに。