……抜いてって言ったよね?でも…ほんとはちょっと、嬉しかったの

どぷっ……どくんっ……っ

「──……っは?」

一瞬、頭が真っ白になった。
でもそれは、快感のせいじゃなくて──怒りだった。

「ねぇ、今、中で出したよね?」

彼の息が荒くなってる。
明らかに“イッた”あとの顔。

「……ごめん、つい……」

「“つい”で出すなバカ!!!」

わたし、体の下で膣をぎゅうって締めた。
まだ、奥の方があったかくて……
流れ込んできたばかりの精液が、じわって動いてるのがわかる。

でもそんなのより先に、
感情が爆発してた。

「抜いてって言ったよね!?あんたそれわかってたでしょ?」

「わかってたけど……締められたら……抜けなくて……」

「はぁ!?
それ私のせい!?
今すぐ出てけこの変態!!!」

でも、
布団を叩きながら叫んでるわたしの中には、
まだ彼の残したものが──確かにあって。

「……マジでさ……
もし、できてたらどうすんの……」

声がちょっと震えた。
自分でも、びっくりするくらい。

「ほんとにごめん……でも、
あの時、お前が膣でぎゅってしてきたから、
なんか……“いていい”って言われた気がして……」

「……バカ……
そんなの、知らないし……」

でも、顔が赤くなってた。
脚、閉じられなかった。

「もし妊娠してたら……ちゃんと責任取る」

「当然でしょ」

「でも、もしできてなかったら……
もう一回、してもいい?」

「……殺すよ」

でも、
そのまま彼の胸に顔を埋めた。

怒ってた。
ムカついてた。
でも、
どこかで──ちょっとだけ、
“中に欲しかった自分”がいたのかもしれない。

だから、
殴る代わりに、
また抱かれた。

何も言わずに、
膣で、答えた。