保険の契約書と引き換えにビルの裏口で性器を差し出した私

その日の契約は、私にとって最後の綱だった。この契約が取れなければ、今月で私のキャリアは終わる。上司の冷たい目、同僚の嘲笑…それらが、重い石のように私の心を圧迫していた。

顧客である男は、それを知っていた。

「ミサキさん、最終的にサインするかは、君の熱意次第だよ」

そう言った彼の視線は、契約書ではなく、私のスカートの下を這っていた。

深夜の午後十時。彼の会社が入るビルの裏口、誰も来ないゴミ捨て場の横に、私たちは立っていた。真冬の冷たい風が吹きつけ、生ゴミの臭いが微かに鼻につく。この汚い場所が、私の最終交渉の場だった。

「この契約、私には必要なんです」

私がそう言うと、彼は笑った。その笑いには、嘲りと支配欲が滲んでいた。

「必要なら、それ相応の対価を払うべきだ。契約書には、君の価値に見合った印が必要だよ」

彼は、私のコートのボタンを、仕事の書類をめくるように、冷静に外した。その指の動きには、一切の情欲がなく、ただ淡々とした取引の冷たさだけがあった。その屈辱的な扱われ方が、私の中の羞恥心を、逆説的な快感へと変えていった。

「ここで、ですか…?」

私の声は震えていた。このビルの裏は、公の場だ。いつ誰かに見つかってもおかしくない。その極度のスリルが、私の性器を、尋常じゃなく濡らしていくのを感じた。

彼は私のスカートのファスナーを一気に下ろし、下着を股間まで引きずり降ろした。冷たい風が、私の濡れた性器に吹き付けた瞬間、私は身震いした。

「早く。時間がない」

彼の命令は、上司の指示と何ら変わらなかった。私は、契約のために、彼の欲望に従うしかなかった。

彼は、自分の硬く勃ち上がったペニスを、私の開かれた性器に力任せに押し付けた。

「んっ!」

冷たい空気と、熱い肉塊のコントラスト。私は、生ゴミの臭いと、男の精子の臭いが混ざり合う、この汚い場所で、自分の尊厳を捨てていた。

彼は、私を壁に押し付け、乱暴に、深く、突いてきた。私の子宮の壁が、彼の性器の先端で容赦なく叩きつけられる。その衝撃は、まるで契約書に無理やりハンコを押されているみたいだった。

「昇進、契約、全部諦めるなよ。その快感が、お前の対価だ」

彼はそう囁き、私の屈辱的な状況を、性的な快感で塗りつぶそうとした。その支配的な行為こそが、私の卑屈な心を、一時的に満たした。

そして、彼は私の性器の奥に、熱くて、大量の精液をためらうことなく流し込んだ。

私の身体は、契約の成立と、性の解放の二重の衝撃で、脱力した。

行為が終わると、彼は冷静に服を整え、私の乱れた髪を直した。

「これで、契約は成立だ。サインは明日、持ってこい」

そう言って、彼は私に契約書を押し付け、立ち去った。

私は、汚い路地の壁に凭れかかりながら、精液でベトベトになった性器を晒し、自分の価値が契約書一枚と男の精液に成り下がった屈辱を噛み締めた。でも、不思議と、満たされた感覚もあった。

私にとって、この屈辱は、生きていくための唯一の対価だったのだ。