私たちの部屋は、物心ついた時からずっと一緒だった。二段ベッドがあって、共有の机があって。兄の匂いと、私の匂いが混ざり合った、世界で一番安心できる密室。外の社会のルールなんて、ここには関係なかった。
子供の頃、お風呂に一緒に入っていた頃の裸の記憶が、思春期になって歪んだ好奇心に変わった。兄が夜中にコソコソと自分のペニスを扱いている音とか、私がブラジャーのホックを外して鏡を見ているのを、兄がじっと見つめている視線とか。言葉にはしないけど、私たちはお互いが「異性」であることを、誰よりも強く意識していた。
その日は、両親が旅行で不在の、金曜日の夜だった。私は、兄の二段ベッドの下で、古い漫画を読んでいた。兄は上で、イヤホンをして音楽を聴いている。
「ねぇ、ケンジ」
私は、自分でも何が言いたいのか分からないまま、兄を呼んだ。
兄はイヤホンを外し、ベッドから半分だけ顔を覗かせた。その顔は、いつも通り無表情だけど、目が尋常じゃない熱を帯びていた。
「…なんだよ」
その一言で、理性の糸が切れた。私たちは、もう子供じゃない。そして、外の倫理が及ばない、二人だけの部屋にいる。
私はベッドから立ち上がり、兄の二段ベッドに、強引に、乗り込んだ。狭い空間に、二人の身体が密着する。兄の汗と、タバコの微かな匂い。私のシャンプーの匂い。それらが混ざり合って、強烈なフェロモンになった。
「知ってるでしょ?私たち、やっちゃいけないことを、ずっとしたかったんだよ」
私の声は、懇願でも命令でもなく、長年の秘密を解放する、切実な告白だった。
兄は、私の言葉に抵抗しなかった。ただ、私の制服みたいなシャツを、乱暴に引き剥がした。兄の指が触れた場所から、皮膚が焼けるような熱が広がる。
「お前が、それを望んでるなら…もう、戻れないぞ」
彼の声は低く、罪の重さを私に突きつけた。私は、首を縦に振ることしかできなかった。
狭いベッドの上で、私たちは互いの服を剥いだ。子供の頃から見慣れていたはずの、互いの裸が、今は見知らぬ異性のものとして、異常に熱く、生々しい。
兄の勃ち上がった、硬くて太いペニスが、私の太腿に触れた。その肉塊の熱に、私は喘ぎ声を上げた。
「私の性器、初めてだから…優しくして」
私がそう言うと、兄は私を強く抱きしめ、私の性器に、自分の熱いペニスの先端をゆっくりと押し付けた。
「大丈夫だ。俺が、お前の初めてを、全部受け止めてやる」
その言葉は、兄としての優しさと、男としての支配欲が混ざり合っていた。
そして、ズブリと、痛みを伴う生々しい音を立てて、兄のペニスが、私の処女の性器を初めて貫いた。
「んあああああああああ!!!」
私の悲鳴は、布とマットレスに吸い込まれ、誰にも届かない。痛みと、長年の衝動が解放される快感が、同時に私を襲った。血の臭いと、濃厚な愛液の臭みが、この二人の秘密の部屋に充満する。
兄は、私を抱きしめたまま、倫理の箍を外した獣のように、激しく、深く、私を突いた。その度に、私たちの身体がぶつかり合う、鈍い音が、私たちだけの秘密の部屋の壁に響き渡った。
私たちは、兄妹という最も近しい存在でありながら、最も深いタブーを犯していた。その罪悪感こそが、快感を最高潮まで押し上げた。
そして、兄の熱い精液が、私の性器の奥深くに、ドロドロと流し込まれた瞬間、私は全身の力を失い、兄の腕の中で、ただの女として崩れ落ちた。
行為の後も、私たちは、精液の粘つきと、血の生々しい臭いが残る狭いベッドの上で、静かに抱き合っていた。この夜、私たちは兄妹であることをやめ、共犯者になった。
朝が来たら、私たちは何事もなかったフリをして、両親を迎えに行くだろう。でも、この二段ベッドの狭い空間と、私たちの性器の奥には、誰も知らない、永遠の秘密が刻まれたんだ。