教師という肩書きは、
時々、自分の体を“無性”にする気がする。
スーツを着て、敬語で話して、
誰かの未来に責任を持つふりをして、
私は、自分の「女」を、奥底に押し込んできた。
でも──
「先生、プリント、これ……」
放課後、職員室に入ってきた男子生徒。
2年の、成績優秀な子。
でも最近、視線が……変わってきてるのに、私は気づいてた。
「ありがとう。助かったわ」
何気ない返事。
なのに、その瞬間、視界の端で──
彼の制服の前が、少しだけ膨らんでいるのが見えた。
見ちゃいけない。
そう思って目をそらすのが、ほんの一瞬遅れた。
その日、私は家に帰れなかった。
頭の中が熱くて、どうしても忘れられなかった。
“あの膨らみ”が、私を突き動かしていた。
翌日、保健室当番だった私の元に、
その子が来た。
「頭がちょっと……」
顔は赤く、汗をかいていた。
検温、手当、ベッドへの誘導──すべて形式的に済ませたはずだったのに。
ベッドで寝転ぶ彼の横顔が、
昨日よりもずっと“男”に見えた。
「……先生」
呼ばれて振り返ったとき、
彼の制服の下の膨らみが、はっきり見えた。
目が合った。
お互い、わかってしまっていた。
「やば……っ、ごめんなさい……!」
彼が慌ててタオルをかぶろうとした瞬間、
私はその手を、止めていた。
「……先生も、おかしいの。昨日から、頭から離れないの」
唇が震えてた。
でも、手はもう、彼のズボンの上から撫でていた。
チャックを下ろしたとき、
中からあふれ出した熱に、
私は女としての感覚を取り戻した気がした。
「触れても……いい?」
「……はい……」
その一言が、
私のすべてを崩した。
舌で、彼の先端をなぞったとき、
彼の声がかすれた。
「せんせ……っ、やば……それ……っ」
こんな声、聞かせちゃダメなのに。
もっと聞きたいって思ってしまった。
唇で包み、奥まで入れ、
手で根元を擦りながら、
私は、教師であることを手放していった。
そのあと、ベッドで、
彼を自分の中に迎え入れた。
下着をずらして、制服を着たまま。
「動いていいよ」って囁いた瞬間、
彼は、私の奥をめちゃくちゃに突き始めた。
「んっ……あっ……いい、もっと……!」
自分が出してるとは思えない声。
理性も、役職も、年齢差も、
全部どうでもよくなってた。
「イく……っ、先生の中で……イきたいっ……!」
「いいよ、出して……全部、ちょうだい……!」
その瞬間、
私は、自分の中に熱を感じながら、
彼と一緒に絶頂した。
制服の乱れを直しながら、
彼が少し泣きそうな顔で言った。
「……これって、ダメなことですよね」
私は笑って答えた。
「先生はもう、先生じゃないから」
あの日から、
私たちは保健室で、
“倫理”を脱いで、交わる関係になった。
もう戻れない。
でも私は今も──
彼に触れられるたび、
ちゃんと「女」に戻ってる。