妹が教えてくれた、オナニーの正しいやり方

 夜。部屋に入ってきた妹は、少しだけ困ったような顔をしていた。

「ねぇ……なんか最近さ、夜……変な声、出てない?」

 ドキッとした。確かに、オナニーのとき、声が漏れてたのかもしれない。

 「……別に、してないし」

 そうごまかしてみても、妹は微笑んで近づいてきた。

「でもさ、たぶん、やり方……間違ってると思うんだよね」

 突然すぎて、意味がわからなかった。

「……私のほうが、詳しいと思う。だから、教えてあげよっか……正しいやり方」

 ベッドに腰かけながら、妹が言ったその声は、どこか甘くて――
 次の瞬間には、もうズボンに手をかけられていた。

 妹の手が、俺のズボンを下ろしていく。
 羞恥と困惑とが交錯して、声も出せない。

「ほら……もう、こんなに。ちょっと擦っただけで固くなるんだね」

 指先でつんと突かれ、俺の腰が勝手に跳ねる。
 その反応を見て、妹はくすっと笑った。

「でもさ、ここ……一気に握っちゃダメなんだよ。ほら、まずは先っぽだけ」

 指先で先端をくるくるとなぞると、もう我慢できないくらい気持ちが集中する。

 「ん……くっ……やば……っ」

「ふふ……こっちは、ぬるぬるしてきた。ちゃんと反応してるんだ」

 妹は唾液を掌に垂らすと、丁寧に全体を包み込んで動かしはじめた。

「上下だけじゃなくて……こう、ねじる感じ。……ん、気持ちいい?」

 こくりと頷くと、妹の手は少しだけ強くなり――

 「イきそうになったら、言って。ちゃんと出してあげるから」

 背徳と快感とで、思考がとろけていく。

「そろそろ……出そう、だよね?」

 妹が目を見つめながら、動きを緩めない。
 腰が浮いてしまいそうになるのを堪えながら、限界が近づいてくる。

「イく……っ、やば……!」

「いいよ、そのまま出して……私の、顔に」

 間に合わなかった。

 びゅるっ、びゅくっ……! どくっ……!

 精液が、妹の頬と唇にかかった。
 熱くて白濁した液が垂れていくのを、妹は指ですくって、無言で舐めとった。

「……ちゃんと、出せたね。ね、気持ちよかったでしょ?」

 そう言って笑ったあと、彼女は俺の布団に入ってきた。
 そのまま、すやすやと寝息を立てはじめる。

 寝顔には、精液の香りがまだほんのりと残っていた。